飲酒後は身体能力も思考能力も落ちる?
「一杯だけなら大丈夫」という考えは危険です |
普段よりも運転能力が落ちている状態で、気分が大きくなって正しい危険の判断ができなくなるので、飲酒運転がどれだけ危険かが分かると思います。その上、いったん飲酒をしてしまうと、飲酒運転が悪いという判断能力さえ鈍ってしまい、大きな気分で運転をしてしまう人が絶えないので困りものです。
飲酒運転の検査には、本来は採血して血中濃度を測定するべきですが、採血は医療行為なので警察では簡便な呼気のアルコール濃度で計算しています。呼気中のアルコール濃度は呼気(気体:mg/L)と血液(液体:%)なので単位の意味が異なりますが、数字では血中の5倍とされています。酒気帯び運転の基準は呼気中で0.15mg/Lとされているので、血中では0.03%という事になります。アルコールの吸収速度と分解能、体重、体水分量、体脂肪量などから計算するとビール中瓶を飲むと酒気帯びと判定されることになります。
少しの飲酒でも運動能力や判断力は低下するので、"飲んだら乗るな"の原則は守りましょう。
お酒が招く、さまざまな病気をご紹介しましょう。
⇒4. 飲酒が招く病…急性アルコール中毒と依存症 >>