家族と自助グループの支えが肝心
自分を受け止めてくれる人との人間関係は大切 |
しかも、1人ではなかなかその思い込みを修正するのが難しいのです。したがって、本人の思い込みがエスカレートしないように、話をよく聞いて、あせらせないことがキーポイントになってきます。
これは、臨床心理士や産業カウンセラーの役目でもありますが、日常で家族がカウンセラーの役割を担えれば、それに越したことはありません。プロのようにうまく話を聞くことはできないかもしれませんが、「あせらなくても大丈夫」「いつでも家族は味方だから安心して」という気持ちが相手に伝われば、それだけで十分な支えになります。
いつも話を聞いて支えてくれる家族がいない場合は、自助グループで同じ境遇の人と話をし、支え合うのも有効です。インターネット上でも、たくさんの自助グループの活動が閲覧できますので、自分に合いそうなグループに参加し、話を聞きあう体験をしてみるのも一案です。