ストレス/ストレスフリーの思考術

「ストレス思考10パターン」をチェック!(2ページ目)

よくストレスを感じるあなたは、「ストレス思考」になっているのかも! バーンズの「認知のゆがみ」の10パターンを紹介します。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

不調なときにひょっこり認知がゆがむことも

疲れたときは何かとネガティブになりやすいもの
疲れたときは何かとネガティブになりやすいもの
いかがでしたか? こうして10個も認知のゆがみを並べてみると、壮観ですね。目を通すだけで気分が暗く沈んでしまうような気がします。

いつもこうした考えをしてしまう場合には、「認知行動療法」という方法を利用して、自分のとっさに浮かんだ考え(自動思考)を検討しなおして、修正していくのが有効です。

また、普段はこうした考え方をしていなくても、少し自信を失っているときや体調が悪いときには、認知のゆがみがひょっこり顔を出すことがあります。そんな考え方が出たときには、ストレスがたまっていることを知らせるサインだと考えるといいでしょう。「今、自分の調子が悪いから、こう考えるのだ」と捉えれば、それ以上無理しないよう自分をいたわることができるようになります。

そして、多少忙しくても今自分が縛られている仕事から少し離れ、認知のゆがみを修正するゆとりをつくることが大事。

・とりあえず、その日は残業を止める
・デスクから離れて少し休憩をとる
・いったんその仕事を止め、他の仕事をする
・景気づけに友人と焼肉を食べに行く

というようなささいなことで構いません。今の状況を変える小さな変化を起こしてみるといいのです。

こうした小さな変化を仕事や生活にマメに取りいれることが、一時的にゆがんだ認知が「信念」に変わるのを防ぐ防波堤になるのです。
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