心をゆさぶる人気の豆乳プリン
生産が追いつかないほど人気の豆乳プリン。 |
豆乳は豆乳らしいクセが残るものが多いのですが、曇りのない「キレイ」な味だと思いました。
この豆乳プリンが、雑誌やテレビでも取り上げられて人気商品となり、現在は注文をしても生産が追いつかず、順番待ちの状態です。豆乳プリンを食べたお客様から届いた手紙には、美味しさに感動したこと、元気をもらえたという感謝のメッセージが寄せられているそうです。私も食べてみて、豆乳プリンのこの「キレイ」な味は、作る人の真心が鏡のように映し出されているように思いました。
実身美が目指すお母さんがつくるごはん
実身美オーナー 大塚三紀子さん 女性のための企業支援セミナーの講師としても活躍中です |
大塚 ありがとうございます。
私は、もともとOLをしていたのですが、その頃は毎日残業で、どうしても外食したり、加工品を買ったりすることが多かったんです。その頃から「外食って、見た目はキレイだったりボリュームがあるものは多いけれど、栄養とか、おもてなしの心とか、中身のないものが多いな」って感じていたんです。
家庭のお母さんなら、レストランのようにキレイで豪華なおかずではないけれど、簡単な野菜炒めでも、家族の健康を考えて野菜を多くしたりするでしょう。ひじきの煮物でも、人参やゴボウなど、具だくさんだったり。
そんなふうに家族の健康を心配して料理する姿勢が、外食のお店にも必要なんじゃないかと思うんです。「食」は「人間らしさ」であって、餌ではありません。だから素材がいい悪いだけでなく、まず「愛」がないとダメだと思うんです。
南 なるほど、だから「実」のあるごはん、なんですね。今の日本では、お金さえあれば、様々な国の料理や贅沢料理は何でも食べられて、豊かではあります。でも贅沢さばかりが目につく料理も多いですね。
また、最近は家庭の食費を見ると、惣菜や加工食品を購入する比率が大きくなり、家庭の味の存在が薄くなりつつあります。そんな中で、「お母さんが作るようなごはんがいただけるお店」という存在は、大きな意味があると思います。