漢方というと、体質改善のためにじっくり飲まないと効果がない、というイメージがないですか? しかし中にはすばやい効果が期待できるものもあります。体質改善を兼ねた花粉症対策は以前ご紹介しましたが、今回は鼻水やくしゃみなど、表れている症状を抑えるオススメ漢方薬をご紹介します!


あなたの花粉症は「熱」タイプ?「寒」タイプ?

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そもそも漢方には「アレルギー」という概念がなく、体質の分類が大切!
漢方の良さは、その人の体質をみて、その人にあった処方がなされることです。花粉症でも同じことで、現在出ている症状によって、お薬の性質も変わってくるのです。

花粉症の症状は大きく分けて「熱」と「寒」の2つのタイプがありますが、まずは簡単な分け方をお教えしましょう。

寒タイプ 熱タイプ

□ 鼻水が水っぽく、多量
□ くしゃみがひどい
□ 身体が冷えやすい

□ 鼻水はネバネバ黄色い
□ ノドの痛みがある
□ 微熱がある場合も



ちなみに「熱」と「寒」の区別は、花粉症だけに限りません。日頃からこの症状はどっちのタイプだろう?と考えるものいいかもしれませんね。


急性でも慢性でも使用できる、タイプ別漢方薬

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小青竜湯の「青竜」とは、中国の四神のひとつ、東方の守り神 <提供:クラシエ薬品(株) 「クラシエ」漢方小青竜湯エキス錠>
「寒」タイプと「熱」タイプに分けましたが、そのなかでもそれぞれ代表的なパターンとお薬を1種類ずつご紹介しましょう。


■寒タイプは肺の機能を高め、温める
寒タイプは冷え性体質が多く、くしゃみを連発し、鼻水は透明で量が多めなのが特徴です。この場合は体内の水の循環を良くする「小青竜湯」(しょうせいりゅうとう)が代表的です。

風邪にともなう気管支喘息にもよく、慢性のアレルギー鼻炎ならば、しばらく続けて(少なくとも半年)飲むといいでしょう。

■熱タイプは消炎解熱をし、鼻を通じさせる
熱タイプは鼻がふさがり、熱感が強い鼻づまりタイプのことで、蓄膿症などの炎症もおさえる「辛夷清肺湯」(しんいせいはいとう)などがあります。

漢方では「鼻」は「肺」に関連し、薬の名前にもある通り、肺の熱を冷ます(=清める)ことで、鼻を通じさせるといった具合です。


どちらの薬も、花粉症のような一時的な症状の緩和だけでなく、実は慢性的なアレルギー疾患にも対応できる漢方薬です。使用したい場合は、必ず漢方の専門家にご相談してくださいね。漢方でうっとうしい花粉症とオサラバして、少しでも早く、日々楽に暮らすことができるのを祈っています。


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