漢方・漢方薬/月経痛・生理不順・更年期障害の漢方

アナタのおりものの色やニオイは正常?

おりものの量やニオイなどで悩んでいても、人に相談しにくいのが現状ではないでしょうか……? 漢方ではおりものの色や量、においなどでその人の体質を分析し、解決のヒントを見つけることが出来ます!

杏仁 美友

執筆者:杏仁 美友

国際中医師 / 漢方・薬膳料理ガイド

おりものの量やニオイなどで悩んでいても、人に相談しにくいのが現状ではないでしょうか……? 漢方ではおりものの色や量、においなどでその人の体質を分析し、解決のヒントを見つけることが出来ます!



おりものの原因は「余分な湿気」

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おりもの=帯下は「帯脈」の下なので、帯下病という
本来、おりものは雑菌が入るのを防ぎ、膣を清潔に保つために必要な分泌液。しかし量が増えたり、ニオイがきつくなったり、かゆみをともなうと、心配される病気もあるので、軽視できないのも事実です。

とはいえ検査でも異常がない場合、どうすればいいのでしょう。漢方では自分の体質やおりものの状態によってタイプを分析し、オススメの漢方薬で対応し、体質改善に役立てることが出来るのです。

漢方では、おりもののことを帯下(たいげ・こしけ)と呼び、帯下の量が多くなり、色やニオイに異常があると「帯下病」とします。

この帯下は、気や血の通り道である経絡のひとつである 帯脈の機能に深く関連してるといわれます。ちなみに帯脈は「帯」(おび)という漢字がつくように、腰のあたりを一周しており、婦人系に関深い経絡をも束ねています。

そして、なんらかの影響で帯脈がダメージを受けると、この帯脈の機能をコントロールする力が弱まり、帯下に異常、つまり帯下病になる、というメカニズムなのですね。

なお、おりものの原因は漢方では「湿邪」といって、体内・体外の余計な湿気、濁った水分ともいえます。


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