楽しい海水浴を脅かすクラゲ。刺された箇所が腫れてしまうのはもちろん、クラゲの毒で、ハチに刺されたときのように、重たいアナフィラキシーを起こしてしまうこともあります。

今回はクラゲとアレルギーの関係と、刺されたときの対処法について説明したいと思います。

なぜクラゲは危険なの?

クラゲは、見た目では、傘の部分と足のような部分に分かれます。足のような部分は、「触手」と呼んでいます。クラゲは獲物を捕らえるために、この触手に刺細胞があって、この刺細胞の中に「刺胞」という毒器官があります。刺胞の先に刺糸があって、刺糸を獲物、ときには人に突き立てて、毒を注入するのです。刺糸は刺激を受けると飛び出す感じで刺さっていきます。たくさんの刺糸で刺されると大変です。

クラゲ毒は非常に不安定なため、現在まで十分に解明されていません。獲物を獲るための毒ですから、ヘビ毒などのイメージでいいのかもしれません。
もっとも、ヘビほど強くはありませんが、沖縄に生息するハブクラゲの毒は、名前の通り、ハブより強い毒性があると言われていますから、要注意です。

赤血球を溶かす溶血毒や、肥満細胞という白血球からヒスタミンなどのアレルギーを起こす物質を出す毒成分が含まれていると言われています。

■主な症状
  • 刺された部分の腫れ、発赤、「ミミズ腫れ」の状態
  • 刺された部分の熱感、痛み、水疱(みずふくれ)形成
  • 時に、嘔吐、発熱
  • 筋肉痛、関節痛、脱力感、麻痺
  • 精神錯乱、幻覚
  • ハブクラゲの毒は呼吸や心臓を停止させることもあります

  • など


毒クラゲにはどんな種類がある?

クラゲは日本の海に見られますので、海水浴では注意が必要です(引用:アカクラゲ「海遊館 ふあふあクラゲ館」)
一言でクラゲと言っても、色々な種類のものがいます。毒クラゲとして知られているのは以下の通りです。
  • カツオノエボシ
  • キタカギノテクラゲ(東北・北海道)
  • ハブクラゲ(沖縄)
  • アンドンクラゲ
  • アカクラゲ

  • など

です。
特に、カツオノエボシとアンドンクラゲ、アカクラゲは日本中に見られます。アカクラゲは、陸上で乾燥すると、クラゲの刺糸が風で舞い、人に触れると、「くしゃみ」などの症状を起こします。