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エアコンが苦手な人の熱中症対策(2ページ目)

熱中症の対策にはエアコンがかかせませんが、ラジオ番組で「エアコンが苦手な人はどうすれば?」というご質問を受けました。非常に大切なことですので、記事としてまとめてみました。

執筆者:吉國 友和

お風呂とトイレ、必ず換気扇を回しましょう

トイレ
トイレの中で脱水にならないように!
最も注意したいのが、独りになるトイレとお風呂です。電気代節約のためにトイレやお風呂の換気扇を切っておく人もいるかもしれませんが、温度の上昇しやすい夏場の個室トイレの中で熱中症・脱水症をおこすことがあります。

少なくともこの季節は、空気の流れ・湿気の対策として換気扇を回しておくことを忘れないでください。もちろん、こうした場所に入る前に水分の補給をしておいて、まだ暑い時間帯に入る場合には、できるだけ短時間で済ませるようにしましょう。便秘症の方は要注意です。

同じ温度・湿度であっても、風の流れがあると、更に表面の熱をより放散しやすくなります。風通しの悪い室内の場合には、扇風機を活用しましょう。扇風機の風を直接体にあてないにしても、部屋の空気をかき混ぜることで対策につながります。


エアコンを使わない熱中症対策のまとめ

この他の方法も含めて、エアコンを用いない熱中症対策をまとめると、次のとおりです。
  • できるだけこまめに水分を補給(寝る前にはコップ1杯の水分補給)
  • 寝る前に枕元にポットを準備(目が覚めたら水を飲む)
  • お風呂とトイレでは必ず換気扇を回す
  • 窓を開けて風通しをよくする
  • 扇風機で室内の空気に流れを作り出す
  • 熱帯夜には保冷剤をタオルに包み、足の付け根や脇の下にあてがう
今年も続々と熱中症・脱水症の報道が飛び交っています。決して他人事ではなく、誰にでもこうした危険性はあるものです。午前中もずいぶんと暑くなってきましたから、油断はできません。どうぞご注意ください。


【関連リンク】
・ 室内・屋外問わず熱中症の危険性があります
キケン! 室内でも熱中症に(All About 50代からの健康法)
・ 暑い季節、トイレの時間が長くならないように
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