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真夏の野外フェスでダウンしないために

山で開催される野外フェスティスバルでは、山での強い紫外線、天候の変わり易さ、屋外での公共施設の貧弱さの問題があります。大音響は難聴の原因にもなります。

西園寺 克

執筆者:西園寺 克

医師 / 感染症・健康情報ガイド

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太陽が眩しい真夏の野外フェス! でも開放感の陰には危険もいっぱい!?photo by Masanori Naruse
もうすぐ夏本番! 水の事故のことが取り沙汰される季節ですが、危険が潜んでいるのは海や川だけではありません。

今回は野外フェスに行くあなたに、真夏の野外でダウンしないための体調管理法をご紹介しましょう。

危険1:攻撃力が高い真夏の天候

「天気が気になるフェス期間。晴れたら日焼けが気になるし、雨だと寒いし……。でもそれも含めて夏フェスの醍醐味だよね!」

そういって何も準備せずに楽しく乗り切ろうとするのは危険です。まずは天気に関する注意ポイントから。

■ 夏の思い出は秋のシミ!? 侮れない紫外線
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バイザーで決めよう!
野外フェスファッションとして定番なのは、出演者のTシャツとパンツルック。肩を出したノースリーブ。女性ならキャミソールドレス。とにかく肌を露出しがちなのが特徴です。

注意が必要なのは想像以上の紫外線の強さ。例えば山で開催されるフェスの場合、曇っていたとしても、平地よりも紫外線は強烈です。夏の思い出が秋のシミになっては困りますね。

本当は日傘で対策したいところですが、フェスでは後方の人の視界を遮るので御法度の可能性大です。せめてサンバイザーを用意し、肩と腕を覆う長袖を最低一枚持って行きましょう。


■ フェス後に発熱? 軽装を襲う思わぬ寒さ
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積乱雲を見たら御用心!
夏の天候の変化も注意が必要。特にフェスが行われるエリアによっては、都市部と違ってヒートアイランド現象がなく日没すると気温が急激に下がることがあります。紫外線対策も兼ねて、防寒用の薄いカーディガンを持って行きましょう。

また、山の天気は変わりやすく、積乱雲ができて雷雨になると、雨が上がった後に一気に温度が下がります。体を濡らさないよう携帯用の雨合羽を持って行きましょう。


>>次ページでは、ビールとトイレが招く危険をご紹介します。>>
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