花粉症/花粉症治療・病院・薬

花粉症vol.2 花粉症の治療(2ページ目)

今回は、具体的な花粉症の対策と治療方法について、ご説明します。どのような点眼薬、点鼻薬が有効なのでしょうか。アトピー患者が特に注意すべき点もご紹介します。

清益 功浩

執筆者:清益 功浩

医師 / 家庭の医学ガイド

花粉が原因になっているか?


前回の花粉症の原因(カレンダー)を参考にしてください。季節性の湿疹かどうかが重要です。花粉が原因なら、何よりも花粉をブロックすることを中心に考えましょう。
目や鼻に入るということではなく、アトピー患者の場合は花粉が皮膚についただけで湿疹がひどくなるので、まずは花粉が皮膚につかないようにすることが大切です。
  • 洗顔や手洗いは重要です

  • なるべく肌の露出の少ない衣服を着ましょう(もちろん眼鏡、マスクも重要な花粉症グッズです)
  • 帰宅時にはしっかりと衣類をはたきましょう
  • 湿疹のある部分は外用剤(ステロイド保湿剤)を使用します

最近は花粉症に対する薬も、数多く出ています。早めに有効に使用することによって、症状を抑えることができますので、なるべく早めに医療機関を受診してください。


豆知識
血管収縮薬:鼻の粘膜には非常に血管が豊富です。粘膜は血管から滲出した血液成分で浮腫が生じます。これが、鼻づまりの原因の一つです。血管を収縮させて、血液成分の滲出を抑えることで、鼻の通りをよくする薬です。連用すると、かえって、鼻炎が悪化するので、注意が必要。
ロイトリエン:脂質性物質。白血球や気管上皮から産生される。気管支を収縮させる作用がある。かゆみに関与したり、粘膜の浮腫にも関与している。鼻粘膜の浮腫に関与している。



【第1回】花粉症の原因(カレンダー)
【第2回】花粉症の治療

<参考リンク先>

アトピーと「花粉症」(All About)

アレルギー情報 -花粉症対策!-(All About 薬について)

アトピー(内用)

抗アレルギー薬

アレルギー性鼻炎の薬(外用薬)(リウマチ・アレルギー情報センター) 

アレルギー性鼻炎の薬(内服薬)(リウマチ・アレルギー情報センター)
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