- まずは皮膚と汗の働きを知ろう……P1
- アトピーで冷房!エアコン選びのポイントは?……P2
まずは皮膚の働きを知ろう
皮膚には体温調節作用があります。体温が上がれば、汗をかいて体温を下げようとして、体温が下がれば、皮膚の血流量を減らして、震えることで熱を発生させようとします。夏の場合は前者。汗をかいて、体温を下げながら皮膚の乾燥を防ぐ作用があるのですます。(アトピー患者さんにオススメの汗対策グッズ を参照してください)
汗には重要な働きがありますから、汗を出す機能が落ちると肌に熱がこもったり、乾燥したりして、湿疹がひどくなります。アトピーの場合は、汗を出す機能が低下しているので、夏場では注意が必要です。
汗を出す機能
体に必要がない場合、もともと持っている機能が落ちてしまいます。例えば、骨折などで手を使っていないと、筋肉が減り、手が細くなってしまいます。同じことが汗を出す機能にもいえます。24時間365日、冷暖房の中で、じっとしていると汗を出す機能は落ちてしまいます。では、どうしたらいいのでしょうか? それは発汗作用を高める練習が必要です。
運動や入浴って汗をかきますよね |
- 運動・スポーツ
- 入浴・サウナ
などの方法があります。
汗をかく場合、十分な水分摂取が必要です。運動前後には、汗で失われた水分と電解質の補給をしましょう。
それでは汗を抑えてしまう冷房について、次のページで説明します。