アトピー性皮膚炎/イベント・行事参加の注意

アトピー対策も万全? 受験前の注意点

この季節には、大学入試、高校入試、中学入試が始まっています。アトピーの時の注意点を紹介します。そアトピーがなくても、一見の価値があり。

清益 功浩

清益 功浩

家庭の医学 ガイド

医師

小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院小児科・アレルギー科で診療に従事。論文・学会報告多数。診察室外で多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。

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受験シーズンを迎え、ラストスパートをかけていると思います。子供の受験、本人の受験とこの時期は何かと神経質になってしまうものです。そこで今回、受験前のアトピー対策法についてご紹介します。

いざ受験!しっかり立てたいアトピー対策

受験前のストレスもアトピーの湿疹を悪化させます
受験前には、かなりのストレスがかかっています。アトピーの悪化・誘発因子の1つがストレスなので、受験前に湿疹がひどくなる人も多いようです。湿疹がひどいと、かゆみがおこり、勉強にも集中できず、よく寝れなくなってしまいます。イライラした気持ち、焦る気持ちでアトピーが悪化してしまいます。この悪循環は落ち着いて断ち切りたいものです。

そのため、まずは、かゆみを抑えましょう。かゆみを抑えるには、アトピーの湿疹を抑えることが重要です。アトピーの湿疹がひどい場合は、湿疹自身がかゆみを起こしてしまい、掻くとひどくなるという悪循環に陥ります。(アトピー治療の三原則を参照ください)。

受験時だけでも治したいでしょうし、湿疹を一時的に短期によくするには、ステロイド外用薬が効果的です。また、抗ヒスタミン薬の内服で、かゆみを抑えます。しかし、抗ヒスタミン薬の副作用に眠気があるので、寝る前での服用がいいでしょう。眠気を利用して、しっかり寝るのも1つの手段です。

試験会場では、会場の温度にもよりますが、暖かい会場であれば、かゆみが増すことがあります。また、毛糸などの衣服はかゆみを増しますので、できれば綿の服にしましょう。


また、余談ですが、私も、今まで、中学受験・大学受験・大学院受験・多くの資格試験などを経験してきました。
次のページでは、少しでもいい結果を残すためのアドバイスをお伝えします。
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