アトピーの湿疹は痒い
アトピーの湿疹は赤みがあって、乾燥していますので、皮膚の神経を刺激して、痒くなります。皮膚の見た目がきれいでも、炎症を起こしていれば痒いため、掻いて見た目も悪化させてしまうのです。痒みを抑えるためには、皮膚の炎症を取る必要がありますし、根本解決としては、アトピーの治療が適切に行われていることが大事です。まずはアトピーの原因から、しっかりと除いていきましょう。
■アトピーの原因に関するケア
- ストレスなどの避ける
- 規則正しい生活とバランスのとれた食事
- 汗などはなるべく早期に洗い流す
- 子どもの場合は、食物が原因になっていることがあるので、除去も考慮
- 家の掃除など、ダニを減らす
原因が不明なことがあるので、アトピーの湿疹についての対策が必要になります。
■ 皮膚に対するケア
- 抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬で痒みを抑える
(『内服薬』、『眠気の少ないアレルギー薬ってないの?)』参照 - ステロイドなどの外用薬と免疫抑制薬で皮膚の炎症を抑える
- スキンケアでできるだけ皮膚をきれいにしておく
- 保湿剤でカサカサした皮膚を抑える
痒みを減らす方法
冷やすと痒みはマシになります |
- 入浴時のお湯はぬるめで
- 室温は低めに設定
- 保冷剤でかゆみのある所を冷やす
体が冷えすぎると免疫力が落ちますので、風邪などには注意してください。
掻いて皮膚に傷がつくと、その傷が痒くなり、また、掻いてしまう悪循環に陥ります。
次のページでは、掻いても傷にならない工夫についてご紹介します。