不眠・睡眠障害/不眠・睡眠障害の種類

「不眠」と「睡眠不足」、何が違うの?

日本人の5人に1人が不眠と言われていますが、一体どこからが不眠で、適切な睡眠時間ってどのくらいで、さらに眠らないとどんな影響が体に起こるのでしょうか。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド

最近、日本人の5人に1人が不眠だと言われていますが、一体どこからが「不眠」なのでしょうか。「適切な睡眠時間って?」「眠らないとどんな影響が体に起こるの?」という素朴なご質問にお答えします。

「不眠」と「睡眠不足」、何が違うの?

「睡眠不足」=「不眠」ではないのです
「睡眠不足」=「不眠」ではないのです
そもそも「不眠」とはどういう状態でしょうか。

実は「不眠」と「睡眠不足」は微妙に違います。適切な睡眠時間は人それぞれですから、睡眠不足には個人差がありますし、精神的なストレスで一時的に不眠が起こるのはよくありますよね。

不眠とは「起きているときに睡眠不足感が強く、自分が身体的にも精神的にも苦痛を感じる状態のこと」と考えてよいと思います。たいてい一か月以上続く場合に問題になり、なんと、日本人の5人に1人が不眠症だとも言われます。

適切な睡眠時間ってどのくらい?

実は、人にとって適切な睡眠時間はどれくらいかはかなり個人差がありますので、何時間睡眠が適切かは自分で決定するしかないのです。

同じ天才でもアインシュタインは一日10時間睡眠でエジソンは4時間睡眠だったというお話しは有名ですよね。ですから自分が日中元気に動けるようであれば、それが「最適睡眠時間」ということになります。

次のページでは「人間、どのくらい眠らなくても生きてゆけますか?」 >>
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