ガイドメールマガジン読者の方にはすでにお知らせしていましたが、テレビ東京の人気番組「主治医が見つかる診療所」に出演させていただきました。テーマは快眠法について、ガイドは「いびき(治療)の達人」としてご紹介いただきました(放送日は11月12日午後7時からです)。今回の50代からの健康法では、いびきを改善するための簡単な方法をご紹介します。


いびきが起きるのはナゼ?

すっきりしない睡眠
老若男女、人知れずしていびきに悩んでいる方は多いようです
いびきは空気の通り道である上気道、鼻から声帯にかけて何らかの原因によって細くなった部分に、呼吸によって生じる空気と粘膜の摩擦や筋肉の震えが原因となります。例えば、季節によっては鼻アレルギー・花粉症などの鼻づまりによって、一時的にいびきかいてしまうという方もいらっしゃいます(この場合、市販のいびき解消テープで多少なりともいびき・鼻づまりの症状を和らげることも可能です)。

また、お酒を飲んだ後でいびきをかいて寝てしまっているという人を見たことがありませんか? アルコールを飲んだ後など、のどの筋肉が緩んだ状態ではベロの奥の部分である舌根部が気道を塞ぐように落ち込んでしまうことがあります。このことを舌根沈下と言いますが、このことによっても呼吸がしづらくなっていびきをかくことがあります。なお、舌根沈下は意識障害の目安でもあり、脳梗塞のために舌根沈下が生じ、その結果としていびきが出現することもあります。この他、肥満がいびきを招くと同時に睡眠時無呼吸症候群を合併していることもあります。


いびき大国ニッポン

睡眠時無呼吸症候群ではいびきだけでなく、睡眠中の呼吸停止によっていわば窒息状態になってしまいますので、体内の酸素濃度が下がり体に少しずつダメージが蓄積されてしまいます。これが原因で脳卒中や心筋梗塞、突然死の危険性が高くなってしまいます。睡眠時無呼吸症候群にまでは至らないものの、睡眠中にいびきをかくという人はかなり多いのです。

実際のところ、日本では無治療の人も含めて成人男性の4%、成人女性の2%、合わせて200万人以上が睡眠時無呼吸症候群と推測されていますが、睡眠時無呼吸症候群ではないにしても、いびきをかく人は2000万人以上とも考えられています。ちなみに「自分のいびきが大きくて目を覚ましてしまった」というケースでもご相談を受けたこともありますが、自分自身ではあまり気がつかず、寝室を共にする家族、旅行中に同僚・友人などから指摘をされたということで、初めて自分のいびきに気がつく方が多いようです。


次のページではいびき治療の1つであるポジショニング法をご紹介します。