性格の変化に気づいたら
疑ってみて!
頭痛や不眠などの体調不良があれば、まず疑ってみるのが第一です。このときポイントとなるのは、性格の変化。「なんとなく繊細さが失われ、自分本位になった--」と思ったら警戒しましょう。例えば・・・
■我慢強く優しい性格だったのに、わがままになり、何かと些細なことで家族と喧嘩をする
■気配り上手で社交家だったのに、最近はひきこもりがちで、他人とのつきあいを面倒がる
■家族の好みや前日のメニューなどを考えながら料理していたのに配慮を感じられない食事を作るようになり、味付けもずさんになった
■出かけるときなど、TPOを踏まえない服装をするようになった
こんな人はとくに注意を
■家族にアルツハイマー病の人がいる、またはいた
■肉や脂ものが好きで、魚や野菜などはあまり食べない
■趣味や生き甲斐がない
■精神的なストレスがたまっている
早めに気づいて
すぐリハビリ
まだこの段階であれば、回復は期待できます。生活の仕方を変えたり好きな趣味に打ち込むことで、右脳のリハビリをしましょう。以下は痴呆症治療に実績のある浜松医療センターが推奨するリハビリ方法です。
ライフスタイルを変える
生きがいや趣味のある積極的な生活を
老若男女の交友の機会をふやす
毎日一定の仕事をする
毎日定期的な肉体運動を
なるべく外出、旅行などをする
日記をつける
右脳刺激訓練の例
音楽を演奏したり、聴いたりする
絵画を描いたり、鑑賞したりする
みんなでゲームを楽しむ
短歌、俳句などの歌を詠む
手軽なスポーツを楽しむ・観戦する
手軽なペットを飼う
ギャンブルに興じる
稽古事を始める
手芸をする
園芸を楽しむ
男女交際や旅行(温泉など)を楽しむ
写経や読経に打ち込む
日曜大工、陶磁器作りなどものづくりにチャレンジ
いかがでしたか?次回のガイド記事では、痴呆の原因などについてご紹介します!
<参考文献>
浜松医療センター 脳のリハビリ
脳の病気を予防する(丹羽幸一著 実業之友出版)
関連ガイドサイト
毎日、秋刀魚でボケ知らず
痴呆は歌って直せる?!
我が家でトライ!懐メロ療法
痴呆症の基礎知識・予防・治療法
関連サイト
神経系の病気 from All About Japan 家庭の医学
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