マンション相場・トレンド/マンション相場・買い時

豊洲に「キャナリスト」は本当にいるのか?

シロガネーゼ(白金)やマリナーゼ(新浦安)のように、エリアに根ざしたライフスタイルをさす言葉として最近聞かれる「キャナリスト」。「キャナリスト」は、存在するのか?。豊洲で現地取材しました。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド

『キャナリスト』って何者?

豊洲駅前
豊洲駅周辺では、現在もタワーマンションをはじめ大型高層マンションが建設中。
この春先から、テレビを中心に様々なメディアで取り上げられるようになった『キャナリスト』という言葉。

豊洲・晴海・東雲周辺などの湾岸エリアに住むセレブの総称のようです。

聞くところによると、広いツバの帽子、マクラーレンのベビーカー、サブリナパンツ・・・・・・そして、高層マンションの共用部での優雅な時間・・・・・・。

マンションに住むこと自体が一つのライフスタイルである時代。開発の進む豊洲エリアを訪れ、子連れの奥様に湾岸エリアの生活について聞いてみました。
 

道路だけが目立った街並みも、今は昔

パークシティ豊洲
建設中のパークシティ豊洲。ららぽーと豊洲と専用通路で結ばれ、2006年に人気を博したタワーマンション。完成すれば、約1,500世帯の入居が始まる。
ガイドが初めて豊洲に行ったのは18年前。当時の豊洲の印象は、ドゥ・スポーツプラザのある街。広い埋立地には目立った施設はほとんど無く、今の姿は想像できませんでした。

それが今では、2006年10月にオープンした「アーバンドックららぽーと豊洲」や東雲の「イオン」をはじめ、大型商業施設が次々とオープン。


 
豊洲
奥に見えるツインタワーがキャナルワーフタワーズ。豊洲の初期の大型マンションで、現在も流通マーケットで人気。
都心エリアの供給減少が続く中では、供給の活発なエリアの一つです。そもそも豊洲周辺の供給が活発化したのは、10年ほど前。近年大規模化しつつある分譲マンションですが、このエリアはまさに、大規模マンション供給の“はしり”とも言えるでしょう。

主だった過去の分譲物件を経年ごとにピックアップすると、
 
豊洲エリアの主な大規模マンション
豊洲エリアの主な大規模マンション。※豊洲シェルタワーは、賃貸も含む


未完成の分譲済みマンションでは、昨年分譲された、パークシティ豊洲(1,481戸 豊洲2丁目)が、記憶に新しいところでしょう。

では、この豊洲に住む人々のライフスタイルはどうなのか、ヒアリングの結果を次ページでお伝えします。
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