いくつかある腹筋の中でも、今回は体をねじる働きの筋肉をご紹介します。 |
前回同様に、腰痛が治ったばかりの人でもチャレンジできる、腰にやさしいトレーニングです。「腹直筋」のトレーニングと併せて、コツコツトレーニングを始めましょう。
第1回 お腹の中央にある「腹直筋」らくらくトレーニング
第2回 お腹の横にある「腹斜筋」簡単トレーニング(今回ご紹介します)
「腹斜筋」の働きは欠かせない!?
日常生活の中で腹斜筋は大活躍です。 |
その中でも、あらゆる動作に関わるのがこの「腹斜筋」。肋骨と腰の骨と骨盤にまたがり着いている筋肉で、おじぎをする際も働きますが、メインの機能は体をねじったり、横に倒したりする場合です。背骨を支えるために必要なのはもちろんのこと、ほとんどの日常動作に関わっていることが分かると思います。
例えば、床に置いた荷物を持ち上げて、横にある棚に移動させるという一連の動作。この中にもしっかりと「腹斜筋」の働きがあるのです。腰を痛めると、この筋肉の働きに支障をきたすことがあり、体をねじったり、横にたおしたりという動作がとりにくくなることもあります。ですから、腰痛回復後の「腹斜筋」トレーニングは、本来の働きを少しずつ取り戻すためのリハビリ的な要素もあるのです。
腰への負担が大きい?「腹斜筋」トレーニング
「腹斜筋」のトレーニング方法はいくつかありますが、比較的知られているものは、上体を斜め方向へねじるように起こすものです。(写真参照)この方法は、腰部への負荷が大きいため、腰痛後のトレーニングとしては適さない場合もあるのです。1 | 仰向けに寝て両膝を立てます。右ヒジを左ヒザに近づける意識で、体をねじり起こします。手で首を押してしまうと危険です。 | 2 | 次に左ヒジを右ヒザへ近づける意識で、体をねじり起こします。腰の悪い人は、仰向けに寝るだけでも腰に違和感があるかもしれません。 |
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