痛みが強いときの訓練

大腿筋の強化訓練
無理をしない程度にリハビリテーションを行いましょう
膝関節の痛みが強い場合には、関節の曲げ伸ばしをせずに大腿四頭筋を鍛えることから始めましょう。いわゆる、等尺性運動と呼ばれるもので、手術後に関節を動かすことができないときにも筋肉の萎縮を予防するために用いられることがあります。

  1. 膝の下に枕(丸めたタオルでも可)を置く
  2. 枕を押さえつけながら、踵(かかと)を浮かせる
  3. 無理をしない程度に、できるだけ繰り返す
2人で行う場合には、足首を上から押さえてもらい、同じ要領で足を上げるように力を入れます。1セットを10回、目安として3セットぐらい行ってください。少し疲労を感じるぐらい繰り返すのがポイントです。

なお、バランスを取るために左右同じぐらい繰り返してください。この方法で基本的な筋力が回復したら、次の項目でご説明します等張性運動を行うことで更に筋肉を鍛えます。


痛みのないときは椅子を使って訓練

膝を曲げ伸ばしても痛みがないという場合、椅子に座ったトレーニングを行ってみましょう。ちょっと時間のあるときに、繰り返して行いましょう。

  1. 椅子に腰掛ける
  2. 足首に重りをつける(落とさないように国語辞典ぐらいの本を重りにしても良いと思います)
  3. 膝関節を伸ばす(足をまっすぐに水平になるまで上げる)
  4. 伸ばしたまま5~6秒間、姿勢を維持する
  5. これを繰り返す
なお、重りをつけずに行っても効果がありますが、この場合、できるだけ浅く腰掛けてください。太ももの重さが加わることで、より負荷を加えるためです。

立ち上がるときに膝関節の痛みを感じるという場合、このような訓練によって痛みを和らげることが期待できます。なお、医療機関では手術以外の治療法として、膝関節にヒアルロン酸やステロイドの注射を行うこともありますので、痛みが激しい場合には訓練の前に整形外科でご相談ください。


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