デスクワークでも立ち仕事でも起こる、背中のこり・ぎっくり背中

立ち仕事と背中の凝り

デスクワークでも立ち仕事でも起こりやすい背中の凝り。放置していると「ぎっくり背中」を起こしてしまうことも……


筋や骨格に機能的な問題が起こると、胸部や背中に痛みを起こることがあります。胸や背中が痛くて、病院を受診したけれど、異常が見つからない。検査を受けたけれど、内臓の病気などはなさそうだ……。そんな場合は、疲れやすい背中の筋肉をケアし、背中の痛みを予防・緩和していきましょう。

一般的に「背中」と呼ばれる「胸椎」。この部分は、姿勢を保つ時に重要な働きをする筋肉が、過度に緊張すると、影響を受けやすい部分でもあります。

デスクワークでも立ち仕事でも、仕事を頑張った後に、背中の筋肉に張りを感じたり、凝り固まっていると思ったりすることがあると思います。この時に深呼吸をすると、あばら骨付近に筋肉がひきつれるような痛みを感じることもあるかもしれません。

内臓を囲むようにあばら骨で構成されている「胸郭」は、腹筋や背部の筋肉、そして呼吸をする際に働く筋肉によって動きます。横隔膜から胸の筋肉、頚部の筋肉まで非常に多くの筋肉と密に関わっているため、それぞれの筋肉が過緊張などを起こして機能低下すると、胸郭の動きや胸椎の機能も影響を受けてしまい、背部痛をおこす原因になるのです。
 

背中のこり緩和法…基本は「深呼吸しながら筋肉を伸ばす」ストレッチ

胸郭の動きに関わる筋肉への血行不良から筋肉の栄養不足、酸欠状態が続くと、背中の筋肉のこりが慢性化し、いわゆる「ぎっくり背中」のような急な背中の痛みを引き起す原因にもなってしまいます。

日常生活の中でも、なるべく呼吸による胸郭の動きを意識しながらストレッチを行うようにしましょう。気持ちが良くできるストレッチなので、デスクワークの合間にすることで、リフレッシュ効果も期待できます。


1. 体の前で両手を組み、輪をつくります。


2. 肩甲骨の間を開くように前方へ伸ばして静止。深呼吸をゆっくり2回します。

3. 先ほどより上の位置に輪をつくります。
4. 同様に斜め上方へ手を伸ばし、静止して深呼吸をゆっくり2回しましょう。
5. 頭上で手を組み輪をつくります。


6. 手を天井方向へ伸ばしていき、静止して深呼吸をゆっくり2回行いましょう。
 

体の横側の筋肉を意識するストレッチ

普段は意識をしなければ、なかなか深く呼吸をする機会も無いのではないでしょうか。こうして、大きく深く呼吸をすることで、胸郭の動きやそれに伴う筋肉の張りから、その日の背中の筋肉の緊張度合いを知ることも、こりを悪化させないためには必要であると思います。

次は、体の横側の筋肉を意識しながら、気持ちよく伸ばせるストレッチ法です。さっそく試してみましょう。


1. 頭上で手を組み輪をつくり、上方へ伸びてみましょう。そしていったん伸びを緩めます。

2. そのまま右側に上半身を傾け、斜め上方へ手を伸ばし、そのまま静止して2回深呼吸をしましょう。

3. もとの位置に腕を戻します。そして、再度上方へ伸びてみましょう。そして伸びを緩めます。

4. 左側に上半身を傾け、斜め上方へ手を伸ばし、そのまま静止して2回深呼吸をしましょう。

時間がないときは、一連のストレッチを1分間程度行うだけでも大丈夫。筋肉の緊張がほぐれていきます。時間の許す時は少し回数を増やしてリラックスするとともに、ぎっくり背中を起こしにくい身体づくりを目指しましょう。
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