VDT症候群/VDT症候群の予防・治療・対策

パソコンの正しい姿勢、どんな椅子が良い?(4ページ目)

週末になると肩こり、頭痛、腰痛に悩まされている方、それはパソコン環境のせいかも。今回は『疲れないPC環境を整える!どんなイスや机がいいの?』編です。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド

疲れない作業のコツ!
マウス操作やお部屋の環境はこんなところに気をつけて!

腰、肘、膝がそれぞれ90~100度
腰、肘、膝がそれぞれ90~100度
【マウス】
マウスを動かす時は、手首だけで操作するのではなく、肘から動かすようにしましょう。また、マウスを動かしていない時はマウスから手を離して休ませることも重要です。マウス操作の際、あまり肘の方向に体を傾けると負担がかかるのでご注意を。

【手首の位置】
タイピングやクリッピングに無駄に力を入れすぎると手や手首が疲れてしまいます。リラックスして動かすようにしましょう。手首はあまり曲げ過ぎず、自然な状態にしましょう。キーボードに画面側のほうが少し上がるような傾斜(5~15度)をつけると手首への負担が減ります。肘は体の近くに添えるように置きましょう。机、イスの肘掛、リストレストで手首や肘を支えるようにすると、長時間でも無理なく作業がしやすくなります。ノートパソコンの方はマウスは外付けにした方が体への負担が軽くなりますのでご一考を。

【モニター】
モニターは体の正面に置くようにしましょう。適性距離は体から40~70cmくらいです。疲れないように、画面のコントラストや、文字の大きさなども見やすく調整して下さいね。モニターはやや見下ろす高さに置くと、眼球の露出面積が減るので眼の乾燥が防げます。さらに眼への負担を減らすには、照明が画面に映りこまないようにモニターの位置を調節しましょう!窓にブラインドやカーテンを取り付けたり、照明にカバーを取り付けたりすると、光が画面に直接映りこむのを防ぐことができます。

【机の広さ】
見落としがちなのが机の広さ。キーボードとモニターを正面に縦に並べて、さらに手首をのせるスペースを手前に確保できる広さをできれば確保したいところですが、狭くて手首をのせるスペースがない時は、イスの肘掛を利用するのも一手です。

【キーボード】
キーボードは体の正面に置きます。右側にテンキーがついているキーボードは『B』の文字が中央にくるように置くと使いやすくなります。



いかがでしたでしょうか?
オフィスの環境は、自分仕様ではないのでいろいろと使いにくいところがあリますよね。でも、改善できるところもあると思いますので、是非ご参考にして下さいね。

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