目の病気/近視・遠視・乱視

子どもVol.1 やっぱり心配、学校近視(3ページ目)

学齢期の近視を学校近視といい、成長する子どもの目の生理的変化により近視になる場合があるのです。その原因、治療法、予防法、矯正法についてのアドバイス。

執筆者:高林 克枝

近視の予防法

明快な予防方法はありませんが、近業の多い環境の影響、適正ではない生活習慣の影響などに注意することが役立つと思われます。

<生活習慣>
  • 栄養バランスに配慮した食生活
  • 戸外での運動や活動をする
  • 戸外での紫外線対策をする
  • 規則正しい生活をする

    <学習習慣>
  • 長時間、読書や勉強を継続しない。休憩をいれる。
  • 読書のとき、本と目の間を30cm以上離す
  • 椅子、机の高さ調整などを適切に行う。無理な姿勢で学習しない。
  • 部屋の明るさと手元の明るさの差があまりでないようにする

    <デジタル習慣>
  • テレビゲームやパソコンを継続的にしない。1時間に5~10分休む
  • テレビを至近距離から見ない。横になったりして見ない。
  • パソコンモニターに顔を近づけて作業しない。

    子どもはよい習慣づけが大切です。悪い姿勢、悪い環境、悪いライフスタイルを習慣化させないようにうまく導きましょう。

    近視の矯正法

    幼児から青年期まで成長段階にあり、生理的な変化に伴う度数の変化もあります。定期的に眼科医院で検査を行い、適切に矯正させましょう。

    1.メガネ

    小学生までの年齢であれば、メガネによる矯正が基本です。しかし、一度作ったメガネも、定期的な視力検査による子どもの視力の変化に対応させて、レンズを交換する必要があります。度数の合わないメガネは、目の疲れや痛み、そしてさらなる視力低下を招きます。

    2.コンタクトレンズ

    中学生以上の年齢であれば、正しい指導と管理のもとにコンタクトレンズの利用も選択肢となります。

    子どもの視力低下は近視以外の原因も考えれらます。必ず眼科医の検査を受けて原因を明らかにしてください。

    監修:吉祥寺森岡眼科 森岡清史院長


    *All About健康関連リンク*
    <近視シリーズ>
    【第1回】近視とは?
    【第2回】近視を進行させない生活習慣とは
    【第3回】近視をどう治す?

    【目の健康 オススメ人気記事】
     1位: 「乱視とは? 自分でできるセルフチェック」
     2位: 「まぶたのピクピクを治すには?」
     3位: 「オフィスで1分!癒しの無料動画」
     4位:「3分間ツボ刺激が疲れ目に効く!」
     5位:「 【目の美容】あなたの目のくまタイプは?」
    • 前のページへ
    • 1
    • 2
    • 3
    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
    ※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
    免責事項

    あわせて読みたい

    あなたにオススメ

      表示について

      カテゴリー一覧

      All Aboutサービス・メディア

      All About公式SNS
      日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
      公式SNS一覧
      © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます