白内障手術を受けるタイミング
白内障の進行を担当の眼科医の経過観察を経て、ある時点で手術を受けるタイミングを決める必要があります。今回は、日常生活で白内障の不便さや不快感、危険性を感じるポイント例をあげてみました。白内障手術後の注意・リスク
<視力矯正>手術後は、裸眼でもよくみえるようになりますが、老眼が治ったわけではありません。ですから、ピントをあわせる調節力がほとんどないため、読書をする際や、遠くを見るにも眼鏡による矯正が必要になる場合もあります。
また、眼内レンズがうまく適応しなかった場合、度数などの調整がうまくいかなかった場合などは、再度手術を行い入れなおすこともあります。
<合併症>
白内障手術で合併症が出ることはあまりありませんが、術後感染性眼内炎、眼内の出血、眼圧の上昇、網膜の腫れや剥離の発生が稀にあります。
手術では、水晶体の後ろ側である後嚢と呼ばれる組織を眼の中に残しますが、手術後1~2年で、この部分が濁ってしまうことがあります(後発白内障)。この場合には、濁った後嚢にレーザー光線を照射して、光が通る通路をつくる治療が行われます。
このように、比較的安全な白内障手術とはいえ、完全・万能ではなく、矯正器具が全くいらなくなるわけではないこと、再び手術が必要になる場合もあることをふまえた上、信頼できる眼科医に相談してください。
監修:吉祥寺森岡眼科 森岡清史院長
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<白内障シリーズ>
【第1回】白内障とは?
【第2回】白内障になりやすい人とは?
【第3回】白内障をどう治す?
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