【第1回】白内障とは?
【第2回】白内障になりやすい人とは?
【第3回】白内障をどう治す?
加齢のほか、特定の疾患や外傷は白内障を進行させる |
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なりやすい体質・年齢
なりやすい生活習慣
なりやすい体質・年齢
▼ 高齢者(老人性白内障)特に70歳以上の方は85%以上が白内障を患っているという調査結果もあります。白内障による視力低下は、日常生活に支障をきたすようになり、眼科医による定期的経過観察が必要です。
▼ 目の外傷(外傷性白内障)
打撲や傷など、目に外傷を受けたことがある人に起こりやすい。
▼ 目の疾患のある人(併発性白内障)
ブドウ膜炎や緑内障などの目の疾患のある人、網膜剥離や硝子体手術、緑内障手術をうけた人など。
▼ アトピー性皮膚炎の人(アトピー性白内障)
アトピー性皮膚炎の人は、結膜上皮や角膜上皮のバリア機能が正常人に比較し低下していることに加え、ステロイドホルモンの内服が起因したり、皮膚の上皮が悪くなり、水晶体上皮がやられて混濁を起こすと示唆されています。
▼ 薬物を摂取している人
ステロイドホルモン剤(ストロイド性白内障)や抗精神病薬を長期的に摂取している人。
▼ 糖尿病の人(糖尿病性白内障)
糖尿病があると、白内障の発症率が数倍高いといわれおり、これは糖尿病の糖代謝異常によるもので血液中の血糖値が高いことにより進行しやすくなります。
▼ 有害光線の被爆を受けた人
放射線(放射線性白内障)や赤外線などの被爆を受けた人に進行しやすいといわれています。
▼ 家族が白内障を発症した
遺伝的要因により白内障の発症率が高くなることも報告されています。
白内障は、決定的な予防対策はまだ明らかにされていないため、上記に適応する人は眼科で定期的に検査を受け、経過を適切に観察する必要があります。
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