中古マンションのリフォームには利用できる部分も
断熱改修及び併せて行なうバリアフリーも活用可
エコポイントは、エコ住宅の新築及びエコリフォームに対して付与されますので、中古マンションの購入だけでは、エコポイントは発生しません。但し、内容を見ると中古マンション購入後のリフォームの実施については、部位によってはエコポイントの利用が出来ます。新築の場合と同様に、工事着手時期と、工事内容が定められています。
平成22年1月1日から平成21年12月31日までに工事を着手したリフォームが対象となります(補正予算成立後に工事が完了することが条件)。
工事内容に関しては、「窓の断熱改修」「外壁・屋根・天井又は床の断熱改修」が対象で、これらに併せて行なうバリアフリーリフォーム(手すりの設置、段差の解消、廊下幅の拡張)に対してもポイントが加算されます。
既存の中古マンションの改修リフォームにも工事内容でポイントが付与される。窓の工事など断熱性を高めるものが対象。中古マンションが更に見直される可能性も |
リフォーム参考記事(All About リフォーム費用)―――住宅版エコポイント制度でお得なリフォーム
効果およびマーケットの影響は未知数
肝いりで実施される予定の住宅エコポイント制度ですが、対応が早そうなのは工期の短い戸建てマーケットです。フローからストックに舵を切りつつある住宅施策ですが、現段階では当施策は今期中の着工物件に限られています。住宅市場には、プラスの側面が大きいとは思いますが、もっと先々を考えた施策を打ち出して欲しいと思います。
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