疲労回復法/夏バテ予防法・回復法

夏の疲れを解消~にがうり(2ページ目)

もうそろそろ夏も終わりですが、まだまだ暑さも続きます。熱帯地方で多く食べられているにがうりは、夏の疲れに効果的。調理方法も意外と簡単。にがうりで夏の疲れを乗り切りましょう。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド

にがうりを実際に食べるには・・・

調理方法
なかの種とワタを取り除いてから調理します。(ワタの部分は特に苦味が強い。)
ちなみに暑くなればなるほど、また色が濃くなればなるほどにがうりは苦くなります
あの苦味が気になるという方もいらっしゃると思いますが、
にがうりの苦味をやわらかくするには

・軽く塩もみする
・いぼを少しこそげとる
・さっとゆでる(しつこいようですが、長く茹でるのはビタミンCが溶け出してしまいます。)
・油でいためる
・たんぱく質(豆腐や卵、豚肉など)、酸味(レモン、お酢など)と合わせる

とよいといわれています。

有名なのは豆腐や卵といためたゴーヤチャンプルーですが、そのまま絞って黒砂糖を加えて生ジュース、軽く塩もみをして揚げて天ぷらに、塩もみをしてそのままなます和え、軽く茹でてツナとあえてサラダに、などと使用されます。

ここで、ご参考までに、ガイドが沖縄出身の友人から聞いた
ゴーヤチャンプルーの作り方をご紹介。

まず、にがうりを軽く塩もみして、適当に切って炒める。
だしで軽く味付けした溶き卵を混ぜて、醤油とこしょう、お好みで塩をふり、最後に鰹節を振りかける。お好みでねぎやもやしをいれてもOK。あまり、水気の無くて味が濃くない野菜なら大丈夫ですが、葉野菜はべちゃべちゃになるので避けたほうがいいようです。卵の代わりに水気の少ないお豆腐をいれることも。ただし、キッチンタオルでしっかり水気をとって使うのがミソ。個人的には鰹節が香ばしくておいしいと思います。

ビタミンは栄養をエネルギーにかえるために必要なのですが、あっさりしたものが食べたくなる夏場には、特に不足しがちです。ゴーヤチャンプルーは、にがうりのビタミンCと、卵などのたんぱく質に多く含まれるビタミンB1との合わせ技。一石二鳥の料理なのですね。

もうそろそろ夏も終わりですが、最後に夏ばてしないようににがうりをもっと活用しようと思ったガイドでした。
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