睡眠/理想の睡眠時間・睡眠不足対処法

6つのルールでグッスリ眠る!刺激制御療法(3ページ目)

不眠症に対して行なわれる、薬を使わない治療法の中で、確実性が最も高いと認められているのが「刺激制御法」です。不眠でなくても、効率の良い睡眠を目指している人は、必見です!

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

前のページの、寝床を睡眠とセックス以外に使わないこと と、眠れなければ寝室を出ること は納得できましたか? ここでは、4番目と5番目のルールをご紹介します。


眠れるまで、夜通しかかっても前のルールを繰り返しましょう

眠れない
眠れないときには、思い切って開き直ってみましょう
眠れるまで、夜通しかかっても、前の 眠れなければ、寝室を出て他の部屋に移る というルールを、繰り返しましょう。

あなたの心の中では、「 間違った思い込み 」と「 正しい考え方 」が戦っています。くじけてはいけません。しばらくは辛いですが、ここを乗り切ると素晴らしい眠りが待っています。

刺激コントロール法を始めて1週間くらいは、睡眠不足になりがちです。トラブルを避けるために、事前に仕事の段取りを組んだり、刺激コントロール法をやっていることを周囲の人たちに伝えておいたりするとよいでしょう。


睡眠時間に関わらず、朝は決まった時刻に起きましょう

眠ることよりも起きることのほうが、自分でコントロールしやすいものです。ですから、いくら睡眠時間が短くても、朝は頑張って布団から抜け出しましょう。

起床時刻を一定にすると、体に睡眠と覚醒のリズムを覚えさせやすくなります。目が覚めたらすぐ布団から出て、朝日を体全体に浴びましょう。さらに熱いシャワーを浴びると、体内時計がリセットされて、心と体のエンジンがかかります。

これを機会に、朝食を摂るようにも、なりたいものです。脳のエネルギー源はブドウ糖だけですが、朝、起きたときは、血液中のブドウ糖の濃度が1日のうちで最低になっています。これでは、頭が上手く働かないのも当然です。バナナに牛乳でも良いですから、少しでも食べて脳に栄養を補給しましょう。

最後は、昼寝や居眠りについてのルールです。

――― ZZZ ――― ZZZ ――― ZZZ ――― ZZZ ――― ZZZ ―――

▼ 睡眠に関する雑誌の特集や、世界の睡眠関連ニュースをチェックしたい人は、ガイドのメールマガジン をご登録ください。

▼ 眠りについての更に詳しい情報は、睡眠・快眠ガイドサイトのトップページ をご覧ください。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます