睡眠薬はギャバを増強する
ギャバは「睡眠物質」の1つです |
前のページで書いたように、セロトニンは興奮を高める働きがありますが、このギャバは、興奮を抑えてリラックスさせる作用があります。医師が処方する睡眠薬の多くは、脳の中でギャバの作用を強めて、眠らせようとするものです。
睡眠以外の効果では、自律神経の障害による不安やイライラの緩和、アルツハイマー型認知症の予防・改善、軽症高血圧患者での血圧低下、腎臓や肝臓の機能改善、肥満の防止などの報告も出ています。
気持ちを落ち着かせたり、血圧を下げるなどの健康効果を期待するには、1日に10~20mgのギャバの摂取が勧められています。しかし、ギャバのリラックス効果の持続は2時間ほどなので、摂るタイミングには工夫が必要でしょう。
特定保健用食品・ギャバのレシピ
ココアやチョコレートには、カフェインも含まれているので、眠る前はほどほどに |
最近では、ギャバの量を増やして特定保健用食品とした、チョコレートや緑茶も買えるようになりました。
食材の中では、玄米にギャバが多く含まれ、発芽するとさらに増加します。発芽玄米には、白米の約10倍のギャバが含まれる、とも言われています。
この玄米を、美味しく食べる料理としては、ヘルシーなリゾットや、根菜とのミネストローネがお勧めです。
変化球として、ミニトマトでキューピッドのキスで、旦那さんとの愛を深めるというのは、如何でしょうか?
また、料理よりもっと簡単に摂りたい人には、こちらの食品もどうぞ。