災害は、いつ起こるかわかりません |
今回の能登半島沖地震では、私の住む金沢もかなり揺れましたが、能登地区の被害はとても大きなものでした。幸い怪我はしなかったものの、家が壊れてしまい、避難所での生活を強いられている人も大勢います。他人との共同生活や頻発する余震のために、睡眠障害を起こす人も少なくありません。
そこで今回は、災害時の睡眠をサポートしてくれるアイテムを、4つご紹介します。ぜひ今のうちに、防災袋の中に加えておいてください。
【目次】
■ 耳栓で周りの音をシャットアウト!
■ 明るいところでも、アイマスクで快眠
■ 車内泊でも空気枕でグッスリ安眠
■ 弾力性ストッキングでエコノミークラス症候群を予防!
耳栓で周りの音をシャットアウト!
旅行や職場でも使えます
静かな環境で安眠するために、優れた遮音性能で耳障りなノイズをカットしてくれる耳栓を使いましょう。特に、ソフトにフィットするフォームタイプの耳栓は、耳の違和感が少なく睡眠の邪魔になりません。さらに、小さな音はキッチリと遮ってくれますが、大事な時の大きな音は聞こえるので安心です。
【参考サイト】
モルデックス メテオ
明るいところでも、アイマスクで快眠
体育館などの大きな避難所では、一晩中、照明が消えないこともあります。そんな時に役立つのが、アイマスク。中でもお勧めなのは、名和里商事の「ネミール」シリーズです。特にハローキティーがプリントされたものや、赤・青・黄色のカラフルなものは、暗く沈みがちな避難生活を明るくしてくれます。また、両目の位置に小さな穴が5つ開いていているので、アイマスクが初めての方でも、閉塞感や圧迫感なく眠られます。さらにピンホール効果で、目の緊張が和らぎ、リラックスすることができます。
車内泊でも空気枕でグッスリ安眠
私も移動や昼寝のときに愛用しています
しかし、座席に座って眠ないといけない場合には、首が不安定になって、睡眠が浅くなったり、首を痛めてしまいます。首を安定させてグッスリ眠るためには、空気で膨らませるタイプの枕が役立ちます。
私が愛用している空気枕は、コの字タイプのものです。好きな硬さになるまで息を吹き込んで、首にはめ込みます。首が安定するので、頭がガクッと落ちて目が覚めることや、起きた後に首が痛くなることが防げます。ただ、空気を入れすぎると硬くなりすぎて、逆に眠りにくくなることがあるので要注意です。
【参考サイト】
トラベルエアー ネックピロー
弾力性ストッキングでエコノミークラス症候群を予防!
脚の静脈の中にできた血の塊が、肺や心臓、脳に飛んだら大変です |
血の塊が脳へ飛ぶと脳梗塞、心臓なら心筋梗塞、肺なら肺梗塞になってしまい、命にかかわることがあります。これがサッカー日本代表の高原選手も苦しんだ、エコノミークラス症候群といわれている病気です。
阪神淡路大震災や中越地震のときに、車で寝泊りしていた人たちにエコノミークラス症候群が多くみられました。また、避難所にいてもあまり体を動かさないでいると、発症する危険性があります。
運動すること以外にこれを予防する方法として、専用の弾力性ストッキングがあります。ギュッと脚を締め付けることで、血液が脚の静脈の中に溜まらなくするものです。普段の生活の中でも、静脈瘤がある方や夕方になると足がむくむ人は、使うと楽になりますよ。
【参考サイト】
「アンシルク」
「備えあれば、憂いなし」です。災害の後、不眠で体調を壊さないよう、事前に準備しておきましょう。
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