「老化は運動不足から」といわれます。肥満から、高脂血症、高血圧症、糖尿病などに罹患するばかりではありません。筋肉や瞬発力が弱って転倒しやすくなったり、外出がおっくうになって、自宅に閉じこもりがちになったり。寝たり起きたりの生活から、そのまま認知症に発展するケースも少なくありません。
あなたの「運動不足中毒症」度は!?
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階段を上るのでさえおっくう…そんな人が要介護予備軍に!? |
「運動不足中毒症」の人は、実際は運動不足なのに、自覚していない場合が圧倒的に多いようです。「いつも重い荷物を持って歩いているから大丈夫」「階段を上がり降りしているから心配ない」などと言い訳するのですが、実際には、ほとんど体を動かしていなかったりするのです。
それでは、どんな人が「運動不足中毒症」といえるのでしょうか。次のチェックリストで、該当項目が多い人は注意しましょう。
□歩くのは面倒だ
□階段よりエスカレーターを使う
□坂道を登ると息が切れる
□できるだけ車を使う
□つい前かがみの姿勢で歩いてしまう
□電車やバスでは空席を探してしまう
□立ちあがるとき、つい「よっこらしょ」と言ってしまう
□体が重い感じがする
□休日はごろごろしている
□スポーツはとくにしない
□何をするにもぐずぐすしている
(参考:定年の前と後の生活実用百科 法研)
めざせ!ウォーキングで300キロカロリー消費
さて、いかがでしたか。「運動不足中毒症」にあてはまる人は、さっそく運動習慣を身につけましょう。理想は一日300キロカロリーを消耗する程度の運動。まずおすすめしたいのが、ウォーキングです。ちなみにウォーキングによる消費カロリーは、以下のように計算します。
0.5×歩いた距離(km)×体重(kg)
体重60kgの人が一日4km歩くと、120キロカロリー分を消費できるというわけです。一日4kmというと、ちょっと大変な距離ですが、出勤や帰宅時、一駅手前で電車を降りて歩くなど工夫してみましょう。「そんなに歩く時間なんてないよ」という方には、月星化成の新商品『ワールドマーチ』の「カロリーウォーク」がおすすめ。
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このほか、「仕事の合間などにストレッチする」「なるべく階段を使う」「風呂掃除など、家事を積極的に手伝う」など、こまめに体を動かすよう心がけて。すっかり横着になった体に喝を入れるつもりで、なるべくテキパキ動きましょう。介護予防は、脱・運動不足中毒症から。第二の人生、寝込まずボケず、生き生きと過ごしたいですね。
(参考:定年の前と後の生活実用百科 法研)