夏に衰えた脚力を回復させ、秋の体力不足の原因を防ごう!
残暑が厳しくなってきましたが、毎年秋になると「体力がおちたなぁ~」と感じてしまうことってありませんか?
それは、夏に乱れた食生活や、運動不足によるものです。今回は、秋に体力不足になるのを防ぐために実践できる2つのポイントについてお話いたします。
まずは、今日から毎日の食生活に活かすことが出来る、夏に体力が落ちてしまった人の為の食事についてお話します!
秋の体力低下は夏の食生活に原因あり!
まず、夏の食生活の反省から。熱い夏には、そうめんや冷や麦のようなあっさりした食事をとりがちです。なぜ、あっさりしたものを食べたくなるのかを考えたことがありますか?あなたの体は、あっさりしたものを食べたほうが暑くならないと経験的に覚えているからなのです。一方お肉など、タンパク質の多い食品を食べると食後に体が熱くなります。この熱は一体どこからくるのでしょう??
夏にあっさりしたものを食べたくなる理由
想像してみてください。筋肉を動かすと体が熱くなります。これは筋肉が動く時に熱を作るからです。それでは消化管が食物を消化と吸収した場合はどうでしょうか?筋肉が動くのと目的は違っても熱を作る点はまったく同じなのです!このように、栄養分の消化と吸収時には発熱(体温上昇)を伴います。少し難しい用語ですが、この現象を"食事誘発性体熱産生(しょくじ・ゆうはつせい・たいねつ・さんせい)”と呼びます。
この食事誘発性体熱産生ですが、消化・吸収する栄養素により異なります。実は、タンパク質は食事誘発性体熱産生が高いので、食後に体が熱くなってしまうのですね。
そうめんや冷や麦は低タンパクで、上に述べた"食事誘発性体熱産生”が少ないのです。なので、夏にはそうめんや冷や麦をいただきたくなるのですね。
夏のあっさりした食事・運動不足は秋の体力不足につながります
しかし、夏のように長期間、タンパク質が少ない食事を摂り続けていると、体は筋肉を分解して必要なアミノ酸を得ようとします。(筋肉はたんぱく質=プロテインで出来ているのはあまりにも有名ですよね!
なので、プロテインを分解するとアミノ酸になります。)
おまけに、夏は熱いので近距離でもタクシーを使って、歩く距離が減って運動不足になりがちです。あっさりとした低蛋白な食事に夏場の運動不足が加わると筋肉の衰えにつながります。
秋の体力不足の原因の一つはこの脚の筋肉の衰えなのですよ!
食事と簡単な運動で秋の体力不足を解決する方法は次ページにて>>次ページ