方策その1:長~く借りる
毎月返済額を少なくするには、借入期間(返済期間)を長くするのがベストです。金利3%で2,000万円を元利均等・毎月払いのみで借入れた場合、35年返済と、30年返済、25年返済とでは、以下のような差が生じます。
返済期間の違いによる毎月返済額の差額。毎月返済額の差額は、心のゆとりと生活のゆとりをもたらす!? |
ただし、長期返済には盲点があるので注意が必要です。長期返済は、毎月返済額を低く抑えられるというメリットがありますが、逆に総返済額を膨らませてしまう難点があります。長期返済プランは、総額支払いが増えることを認識した上で、プランニングしましょう。それでも毎月返済額を少なく抑えることができるのは、毎月の生活に余裕を持ちたいシングルにとっては、大きなメリットに違いありません。
返済期間の長短は総返済額の多少を決める運命の分かれ道!?じっくり考えよう |
方策その2:低~く借りる
毎月返済額を少なく抑えるための方策、その2は、金利の低い住宅ローンを借りることです。金利が低い住宅ローンの方が支払う利息が少なくて済みのは、ごく当然のことなのですが、ついつい努力を惜しみ、十分に調べないまま、目の前に出された条件で手を打ってしまう、これが現状です。
住宅ローンの種類は多くて、ひとつに決めるのは大変だと思いますが、住宅ローンの比較サイトもありますので、ぜひ努力を惜しまず納得できるまで探しましょう。
方策その3:少なく借りる
毎月返済額を少なく抑えるための方策、その3は、借入額を減らすことです。借入額が少ないほうが当然に返す金額もすくなくて済みます。
資金計画は自分のお金の使い方を決定することです。今、あなたの手元にあるお金は、これからの人生の大事な軍資金です。今後見込まれる収入も同じことです。無駄なことに支払うのはやめ、自分にとって価値あるものへ投資しましょう。住宅ローンの利息に支払うよりは、マンションの本体価格に転嫁できるほうがよほど有益だとは思いませんか。
あなどれない金利と借入額と毎月返済額の関係。金利の低い住宅ローンを徹底的に探し出し、頭金を増額する方法を考えよう |
シングルのライフプランと資金プラン
シングルでいたい派のあなたが、人生の中で何にこだわり、何を一番大切だと考えるか。このことが重要であることは、冒頭にお話ししました。ガイドは、「豊かな暮らしには空間の充実が必要不可欠」との信念を持っていますが、豊かな暮らしに「広さ」が必要だと考えれば、広い住戸プランが必要であり、そのためには予算の都合上、郊外へ出なければならないかもしれません。また、「利便性を伴う空間」が最優先であると考えれば、コンパクトな駅近マンションが有力な選択肢となるでしょう。自分にとって最適な空間にこそこだわって欲しいのです。
もっとも無駄で避けたいことは、自分にとって気持ちいいベストな空間を絞りきれないまま、広さ・住環境・利便性・設備仕様などのすべてを求め、自分のお財布の中身以上のマンションを購入してしまうことです。高額なマンションはそれだけ、気持ちいいに違いありません。ですが、あなたが望む豊かな暮らし以上のマンションは、あなたの大事なお金を必要以上に支出させます。そのお金は、あなたを磨く大事な軍資金であることを忘れないでくださいね。習い事、旅行、映画、エステ、勉強会セミナーなど、自分を磨く機会はたくさんあります。さらに、長期プランに立てば、無駄に使ってしまう危険性のあるそのお金は、あなたの老後を支える大切な軍資金であるとも言えるのです。
シングルでいたい派は、資金的には好条件
見方を変えれば、シングルでいたい派は、自分への投資という面では資金的に好条件にあるといえます。俗に言う、人生の三大資金のひとつ「教育資金」の心配がないからです。長期の貯蓄プランは立てやすく、その反面、自分で使えるお金が多いだけ誘惑が多いのも事実です。子供の教育費といわれる部分は、自分への投資資金に回ってしまいます。計画的に有意義に自分の人生を楽しみましょう。お財布もひとつ、人生も一回きりです。
【シリーズバックナンバー】シングルのマンション購入“マル得”マネープラン
[1]頭金増額!作戦1―「生前贈与」
[2]頭金増額!作戦2―「共有名義」
[3]頭金増額!作戦3―「親から借りる」
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