忙しいとつい食事を簡単にすましがちですが、蛋白質(アミノ酸)、ビタミン、ミネラルは、一日の必要量が決っています。
「毎食」、「それぞれ」、「漏れなく」これらの栄養素を摂取すべきという考え方に基づいているのが『給食』。その献立のうち、人気の高い献立の一つが完全食カレーライスです。
今回は、日本においてのカレーライスの起源と、栄養価について考えてみましょう。
【日本のカレーの起源】
日本のカレーはインド料理と直接関係がないことは良く知られていることですが、それでは日本のカレーはどのように考案されたのでしょう?
時をさかのぼること明治時代。帝国海軍は英国海軍を手本としていました。食についても英国海軍の献立を模倣していたのですが、その中のカレー風味のシチュウが日本のカレーの起源です。
現在の海上自衛隊の金曜日の昼食がカレーライスなのはその名残ですね。港町の横須賀では、海軍カレーが町起こしに役立っています。
【栄養価から見たカレー】
現在日本でよく食べられている欧風(英国風)カレーは、肉、タマネギ、人参、ジャガイモ を煮込んだものです。それでは、それぞれの材料について解説していきましょう!
肉 | 蛋白質、葉酸以外のビタミンB群を含みます |
タマネギ | アリシンという成分が重要で、肉が多く含むビタミンB1の吸収を助けます | 人参 | 緑黄色野菜の代表でビタミンAの元となるβカロテンを多く含みます |
ジャガイモ | ビタミンCを供給します。ビタミンCは、加熱に弱いビタミンです。ジャガイモの澱粉の間のビタミンCは加熱しても安定しています。他に食物繊維も豊富です。 |
レトルトカレー+(卵)+チーズ(ヨーグルト)+(ジュース)+(ビール)で、『レトルトカレー』でもお手軽に完全食の完成です。
【普段の食生活から健康維持】
*生活習慣病に『蕎麦』で打ち勝つ
*ランチメニューで選ぶならご飯を
*ビタミンB群の補給にはビール!
*豆腐で乳癌・前立腺癌の予防