お茶や料理で楽しむ菊花

カモミール
カモミールはキク科の植物。漢方の菊花と同様に解熱、鎮静作用があると言われています。
漢方の生薬として利用される場合、菊花は、解熱や鎮痛、降圧、解毒、肝腎からくる視力低下などに効果があるといわれています。またハーブの一つであるカモミールもキク科で、古くから健胃剤・発汗剤・消炎剤・婦人病の薬などに用いられ、今でもカラダを温め安眠を誘うハーブティーとして飲まれます。

食用菊は、薬用に用いられる菊花とは成分も異なるので、おいしく食べられる量から考えると、過度な期待はしない方がよいでしょうが、現代の科学的な研究が行われる以前から、経験的にその働きが知られていたのは興味深いことですね。

日本で食用として売られているものでは、乾燥した「菊のり」があります。これは蒸したり茹でたりしたものを板状にして干したものです。一度戻してから使います。生の状態では、黄色と薄紫色(「もってのほか」と呼ばれる)2種類があり、刺身のツマ用の小菊もあります。生の菊は、お酒や汁物に生のままで浮かべたり、酢を少量入れた熱湯でさっと茹でてから使用します。

酢の物やお浸し、汁物、天ぷら等にいれると色鮮やかに映えますし、ほろ苦い風味を楽しめます。売られているパックをすべて茹でると多いので、まとめて茹でて小分けてして冷凍しておくと、便利です。

もちろん、菊花に解毒作用があるとは言っても、どれくらいの量をのめばよいのかなどは個人差もあり、まだまだ今後も研究を重ねていかなければわからないこともあります。偏った取り方はしないようにしましょう。伝統的な食文化として、また季節感の演出として楽しむということが基本ですね。キク科の植物がアレルゲンとなる人もいますので、気をつけてください。

菊花を使ったお料理は、・「料理のABC」のサイトをご参考に。

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