女性ホルモンにかかわる栄養素や成分
セージは、古くから更年期障害や、生理痛を緩和するのに利用されてきました。 |
■ ビタミンE
血行を促す働きの他、月経周期や、子宮収縮に関係するホルモンの代謝を調節する働きがあります。
ビタミンEは、アーモンドやナッツ類、アボカド、ウナギ、タラコなどに豊富に含まれています。
■ ビタミンB6
エストロゲンの代謝に働きます。
ピスタチオ、マグロ、カツオ、ニンニクなどに多く含まれています。
■イソフラボン
大豆の胚芽に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似たはたらきをすることでよく知られています。1日に摂りたい大豆イソフラボンの量は30~50mgとされ、豆腐なら半丁、豆乳1カップ、納豆60g程度。サプリメントなどの濃縮されたものをとる時は注意が必要です。
■ コレステロール
コレステロールは、脂質に含まれ、またコレステロールの値が高いと生活習慣病につながるということで避けがちですが、ホルモンの原料となります。コレステロールが不足すると、神経障害や免疫力の低下にもつながりますから、極端なダイエットで脂肪酸の摂取がへっている場合は、適度な摂取も必要です。
ただし、必要なコレステロールはほとんど体内で合成され、必要な分だけを食べものから補充し、食事からの摂取が増えれば体内での合成量は減り、うまく調節されていますから、普通に食事をしている場合は、意識的に摂取することは必要ないでしょう。
他にも、ビタミンCやビタミンAなどのストレスへの抵抗力を高めるビタミンや、様々な酵素の働きを助けるミネラルなども不可欠ですから、幅広い食品から様々な栄養成分をとることが大切だということがわかります。
またヨガなどのカラダを動かすエクササイズやウォーキング、音楽を聴いたり、好きなアロマを楽しんだりすることも含めて、自分の体質や好みにあうストレス解消法を選んで、更年期をうまく乗り越えていきたいものですね。
参考/
プレ更年期からの健康管理 (KAO HEALTH REPORTNo.25/花王健康化学研究会)
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