食と健康/魅力の食材・成分(肉・魚介・野菜・フルーツなど)

「アミノ酸飲料」って何に役立つの?

「アミノ酸飲料」って、なんとなくカラダにいい気がしますが、一体アミノ酸飲料はどんな風にカラダに働くのでしょうか。

山田 恵子

山田 恵子

医師 / 女性の健康 ガイド

東京大学医学部卒業。整形外科専門医、認定産業医。東京大学医学部医療情報経済学、ハーバード大学研究所客員研究員等を経て、東京大学医学部附属病院整形外科。ロコモチャレンジ!推進協議会委員。研修医や救急医療でのハードワークで体を壊してしまった経験を含め、現代社会で頑張る女性に役立つ健康情報をお届けします。

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最近コンビニにでかけると、「アミノ酸飲料」といわれる飲料が棚に一杯並んでいますよね。

あれだけ一杯あると、なにがなんだかわからないけれど、なんとなくカラダにいい気がして、買ってしまいますよね。でも、一体アミノ酸飲料はどんな風にカラダに働くのでしょうか。

今回は「アミノ酸飲料」についてお届けします。




アミノ酸ってそもそも何?

アミノ酸ってそもそも何?
アミノ酸って何?
アミノ酸とはタンパク質を構成する最小限の単位のこと。炭水化物や脂肪、タンパク質といった栄養分は、ヒトの体の中で消化、分解されますが、タンパク質が分解された最後の姿がアミノ酸です。イメージとしてはパールのネックレスを想像してみてください。ネックレス全体がタンパク質、真珠一個一個がアミノ酸で、パールをつないでいる糸を切り離してゆくのがタンパク質の「分解=消化」という感じです。

ちなみに人間の体を作っているアミノ酸の種類は20種類。(パールにも普通のパールとピンクパールがあるようなものです)。そのうち9種類は「必須アミノ酸」と呼ばれ、体内で合成することができないので、食事として摂取することが必要になります。

アミノ酸は筋肉、ホルモン、内臓、皮膚、髪の毛の原料などとして体の中でさまざまな働きを担っています。


「アミノ酸」、「ペプチド」、「タンパク質」、「プロテイン」、これって全部同じモノってホント?

ある意味ホントです。「タンパク質」を分解した最小単位がアミノ酸です。ペプチドというのはアミノ酸がいくつかつながった状態。タンパク質がアミノ酸に分解されてゆくうちの中間物質だと思ってください。「プロテイン」は「タンパク質」を英語にしただけですが、商品名になっている場合は「タンパク質を補給する補助食品」というニュアンスのことが多いようです。

次のページでは、アミノ酸飲料について教えて!どんな違いがあるの? >>
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