食と健康/伝統食・粗食・素食

納豆のネバネバが骨を鍛える(3ページ目)

現代人は、食生活の中で慢性的にカルシウムが不足しています。カルシウムが不足すると骨がスカスカになる骨粗鬆症の心配が・・・。そこで注目したいのが納豆。納豆のネバネバに骨を強くする働きがあるのです。

南 恵子

南 恵子

食と健康 ガイド

NR・サプリメントアドバイザー

NR・サプリメントアドバイザー、フードコーディネーター、エコ・クッキングナビゲーター、日本茶インストラクターなどの資格取得。現在、食と健康アドバイザーとして、健康と社会に配慮した食生活の提案、レシピ提供、執筆、講演等を中心に活動。毎日の健康管理に欠かせない食に関する豊富な情報を発信していきます。

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納豆のパワーを引き出す食べ方
臭いや粘りが苦手な人のために、それらを抑えた商品も出ていますが、納豆のパワーは、その粘りや臭いにこそあるのですから、そのままいただくのが一番です。

以下のポイントも少し頭にいれておいてください。

●購入してすぐ食べるよりも、少し日をおいたほうがより効果的。発酵が進むほどナットウキナーゼやビタミンK2が増えるからです。
●ネバネバをよりたくさん出すなら大粒より小粒。表面積が大きいので、納豆菌が増殖し、ポリグルタミン酸やアミノ酸が増えて、粘りもうまみも強くなります。
●塩分や酢は、粘りが出にくくなるので、先に納豆をよーく混ぜて粘りを充分に出してから、調味料を入れましょう。
●ナットウキナーゼは熱に弱いのであまり長く加熱しないこと。納豆菌やビタミンK2は揚げても失われません。
●抗凝固薬ワーファリンを使用している人は、ビタミンK2が薬の作用を弱めてしまいます。医師や薬剤師に相談してください。
●納豆には、プリン体が多く含まれ、たくさん食べると尿酸値が上がります。尿酸値が気になる場合は、注意しましょう。


納豆が苦手な人は、いろいろと薬味を混ぜてみましょう

実は私も納豆が食べられるようになったのは、今年になってから・・・。関西人なものでなかなかあのにおいに慣れなかったのです。

でもこの料理をしてから食べられるようになったのです。もし納豆たべてみたいけれど、苦手で・・・。という方は、このレシピで試してみてください。


しそやねぎ、山芋など、さまざまな薬味や具をまぜることで、食べやすくなります。ただし、それらを混ぜ合わせる前に、納豆をよく混ぜてネバネバをよーく出してくださいね。


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