内定辞退、いつまでにすればいいのか、そのタイミングを考察する!

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内定辞退について考える


最近、ちらほら聞こえてくる「内定」。本命ではないけど「内定キープ」している人、内定を複数抱えていてどんな手順で辞退をするべきなのかを考えている人、いるんじゃないかな? もちろん、逆に一つも内定が無い人もいるだろう。そんな人でも、面接が重なってどちらかを優先したり、店舗や先輩訪問会社研究をする優先順位だったり、いずれにしても「意思決定」しなくてはいけない場面は必ずあるはず。

そんな皆さんのために、「内定辞退」を深く考えてみたいと思う。前回の「基本編」に引き続き、今回は、内定辞退の大原則「時期編」である。

■内定辞退


本命でない会社から内定をもらった時

とりあえず受けていた会社から内定をもらったが、第1~3希望の会社の最終面接やその結果が控えているし、この会社の内定で就職活動を終える気はない。ではこの会社の内定をどうするか、という問題であるが、この時期であれば喜んでもらっておけばいいと思う。

理由は以下の2つだ。

  1. 内定を1つでも持っていると、心に余裕ができる:「まだ内定が一つも無い」状態より、かなり精神的に落ち着くと思う。その自信を足場にして、第1~3希望の会社に挑んだ方が、冷静に面接で振舞えると思う。
  2. 第1~3希望の会社がもしダメだった時のための押さえにする:希望度は低いにしろ、「絶対に行く気が無い会社」の最終面接にはきっと行かないだろう。優先順位はかなり下でも、少しは魅力を感じている会社であるはずだ。すると、以下の可能性を否定できない。
  3. 第1~3希望の会社がもしダメだった時は、その会社で手を打つ可能性がある。
  4. 内定者親睦会や店舗見学などなど、その会社をより理解することで、志望順位が上がる可能性がある。

少しでも可能性があるのなら、わざわざ捨てる必要は無い。ギリギリまで「内定キープ」することが、戦略としては正しいと言えよう。

大本命じゃないけど、第2、3志望クラスの内定をもらった時

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内定をいくつも抱えていることは、正しいことなのだろうか?


さて、今度は単なる「内定キープ」ではなく、大本命ではないけど、志望度が高い会社の内定が出て、内定が複数になった場合だ。

まず、内定は喜んで頂こう。問題は、事前にもらっていた内定をどうするかだ。この場合は言うまでも無く「お守り」的に内定キープしていた会社の内定を、速やかに辞退することが急務となる。もちろん、常に志望順位を更新する!のセオリーに基づき、改めて優先順位の検証をすべきである。つまり、もう優先順位が変わることはないことを確認した上で辞退をしなければならない。その作業は、引き続き大本命の会社の内定が出たとしても同じである。

注意してほしいのは、「無意味に内定を複数抱える」ことだ。もちろん、本当に悩んでいるのなら仕方ない。しかし、第1志望の会社研究や店舗・先輩訪問を最優先にしつつも、抱えている内定の志望順位を常に更新しつつ、抱える内定の数を絞っていくことを失念してはならない。

本命ではない内定の締切が来た時

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今まで内定をキープすることで少しは自信を持って就活できたのなら、その会社を辞退するときにお世話になった気持ちを忘れてはならない。


次に、内定キープの会社の、入社承諾書や誓約書の提出の締切が来たときの対応だ。ここまで「お守り」的内定を辞退せずに引き伸ばしたのなら、それなりにその会社への入社の可能性が少しはあるから引っ張ったのだろう。くどいようだが、ここでもう一度だけ志望順位の更新作業をしてみよう。

もし現時点でこの会社しか内定がないのであれば、キープを継続するために入社承諾書や誓約書を提出することはやむを得ない。しかしその他第2~3希望の会社の内定があるのであれば、それ以下の志望度の会社はここで決断(辞退)するべきだろう。いつかは結論を出さなくてはならないのならば、その会社への迷惑を最小限に抑えるべきである。

どうしても決断できず、入社承諾書や誓約書を提出するのであれば、いざ辞退をする時に「今まで内定を引っ張ったことへのお詫び」と「今までフォローしてくれたことへの感謝」を真剣に行うことを心に誓ってほしい。

第2、3志望の内定の返事の締切が来た時

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ここが決断の時。そのときの感情や気分に流されないようにしよう。


次に、第1希望ではないにしろかなり志望度が高い会社の入社承諾書や誓約書の提出の締切が来たときの対応だ。まず第2、3希望の内定を複数持っている場合は、前頁と同様に、内定をキープする会社を一つに絞る努力をするべきだろう。ここでも再度志望順位の更新作業を行い、無意味に複数のキープを抱えることはできるだけ回避しよう。たとえお守りであっても、1つで十分なはずだ。

悩んだ結果、第2志望の内定以外は辞退したとしよう。さて、この第2志望の会社の入社承諾書や誓約書の提出はどうすればいいのだろうか。ここでは重い決断をしなくてはならない。以下の5パターンが考えられる。

1.第2志望の内定を正式に受け取る。そして就職活動を辞める
この選択ももちろんありえる。ある意味残った学生生活を有意義に過ごせるなら、それもいいのかもしれない。しかし、後悔する可能性はかなり高いぞ。よって、私はこの選択を薦めない。ギリギリまで続けるべきだ。

2.第2志望の内定を正式に受け取る。そして第1志望の会社の就活を内緒で進める
この選択はやむを得ないと考える。しかし、できるだけ嘘はつかないほうがいいだろう。なぜならば、第1志望が受かった場合は、内定辞退の連絡をするのだ。その時に「嘘をついたこと」を責められると思う。もしくは責めはしないけど、失望はされるだろう。つまり「必ず行きます!」なんて言わないことだ。「(現時点にて内定が出ている会社の中では)第1志望です」的スタンスで話そう。

3.第2志望の内定を辞退し、第1志望の会社に賭ける
かなり自信があるなら、この選択肢もありえる。第1志望の会社への準備にその分時間を掛けられるのであればメリットもあるだろう。しかし、
のだから、もしかしたら、第2志望の会社のほうが入社してみて自分に合う可能性もある。そして最悪の事態、つまり第1志望の内定が取れなかったら目も当てられない。リスクが高すぎる。よって、私はこの選択を薦めない。

  1. その会社がベストかどうか、入ってみないとわからない。
  2. やってみたい仕事をやらしてもらえるかわからない。

のだから、もしかしたら、第2志望の会社のほうが入社してみて自分に合う可能性もある。そして最悪の事態、つまり第1志望の内定が取れなかったら目も当てられない。リスクが高すぎる。よって、私はこの選択を薦めない。

4.第2志望の内定を正式に受け取る締切を伸ばす交渉をする
当然、いつまで延ばすのかというと「第1志望の結果が出るまで」である。私のオススメは、この作業と次の5の作業を両方行うことだ。正直に、「もう一つの会社と悩んでいる」「もう少し時間が欲しい」「どうせならスッキリした気持ちで御社を選びたい」と伝えて交渉しよう。この作業をすることで、締切が延びたらラッキーだし、もし延びなくても「辞退をするときの理由」として将来使えて人事の方も納得しやすくなる。

もし「就職活動を終了するなら内定を出す」といった駆け引きをされた場合は、選択肢2を選ぶしかないだろう。まあこの場合は先に人事が選択の自由を奪ってくるのだから学生側も多少のラフプレーは致し方なくなるし、個人的にもイマイチな人事だなと思う。そんな学生の足元を見た交渉をするぐらいだったら、志望順位を変えさせる、つまりもっと自分の会社を好きになってもらう努力をして欲しい。

5.第1志望の内定の返事を早めてもらう交渉をする
意外にこの作業をしない学生が多いが、この作業には大きなメリットがある。それは「第1志望の会社に第1志望であることをアピールできる」ことだ。もし第1志望の最終面接の結果待ちならば、その返事を早めようと思ってくれるかもしれないし、そうなれば第2志望の会社への内定辞退で心を砕くことも無くなる。

もし早めてくれなくても、その熱意をきっと履歴書の裏に書いてくれるだろうし、心情的に内定を出す優先度が上がってもおかしくない。もし、その第1志望の会社の人事の対応が冷たければ、志望順位の更新を考慮する参考にもなる。この交渉にはメリットしかないのだ。

まとめれば、ギリギリまでちゃんと交渉すること。そして、労働契約(入社承諾書を書くなど)をするのなら、それ以降に辞退する時の覚悟をしっかりしておくことが肝要なのだ。

第2、3志望の内定者親睦会の出席

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悩んで動かないより、動いて答を探すほうが、いい結果に繋がる。


さて、今度はまだ第1志望の結果が出ていないうちに、第2、3志望の内定者親睦会があった場合だ。おそらく、入社承諾書提出のタイミングと前後する時期にあるだろう。果たして、行くべきか、行かざるべきか? これは簡単。「内定者親睦会には、必ず参加すべき」だ。

なぜならば、将来の同僚は、会社選択に最も大切な情報だからだ。もしかしたら将来、一緒に仕事をするかもしれない仲間。そんな彼らがどんな人かという情報は、会社選択に最も参考になるはずだ。もちろん今まで何度も志望順位の更新をしてきたと思うが、それに使っていた情報は、会社の基本的情報や人事からの情報であり、かなり主観的だ。

しかし、これから一緒に働くかもしれない仲間が、どんな価値観を持っているのか、どんな想いでこの会社を選ぼうとしているのか、そしてもしかしたら同じように他社と悩んでいないのか、そのポイントは何か、などなど知りたくてたまらないリアルな情報ばかりだ。

私が会社選びで最も確実なチェックポイントは、「内定者たちが輝いているのか?」ではないかと考えている。なぜなら、新卒で入社する会社の同期こそ、人生の中でかけがえの無い親友になりうるからだ。私の人生を振り返っても、親友と呼べる友人は、学生時代の同級生か、新卒入社の会社の同期が多い。

その他でいないのかと言えばそんなことはないが、やはり、同じ世代で、同じ苦難を分かち合い、同じ釜の飯を食った仲間との信頼関係は格別だ。そして、その親友の支えがあってこそ、今の自分があると思っている。その親友候補がどんな人かどうかを見てから、志望順位は確定すべきだといっても過言ではない。

内定者親睦会に参加するもう一つの理由は、内定者親睦会に出なかったことで、内定を取り消される可能性があるからだ。内定通知を書面で貰い、入社承諾書や誓約書を出したのなら話は別だが、まだ「内々定」の段階であれば、取り消される可能性は結構高い。それに、会社自身もちゃんと内定者親睦会に参加してから入社するかどうかを決めて欲しいと思っている。その気持ちを無視するのは失礼だ。

内定をキープするのなら、ちゃんとその会社の内定者に関わる行事に参加し、その会社を見極めることを忘れてはならない。

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