派遣社員同士は深入りしすぎない
派遣先によって、派遣社員の数が多い場合と少ない場合で派遣社員同士の関係も様々に変わります。派遣社員が多い場合は、同じ派遣社員であるにもかかわらず派遣入社順や仕事内容などで上下関係ができたりする場合も。個人の考え方により対応方法は変わると思いますが、協調性を持って接するのが円滑な人間関係を築くポイント。派遣社員が少ない場合でも、少数派同士で仲良くするケースや個人主義者が多いケースなど様々です。
派遣社員同士、分かりあえることが多いため、仕事上の悩みを相談し合うなど仲良くなることもあります。そうなっても、正社員や派遣会社の悪口など、マイナス発言は避けた方がいいでしょう。また、時給や契約内容などにまで踏み込んだ話など、後でトラブルに発展しかねない発言は控えるなどの注意は必要です。
例えば、時給の話をしてしまったBさんは、時給が他の派遣社員より高いことがわかり、やっかまれるようになりました。それまで同じ仕事をしていたにもかかわらず、時給が違っていたことがわかったCさんから何かと仕事を押し付けられるように。派遣社員同士ということもあってせっかく近くなった距離もだんだん広がってしまいました。
特に、お互いの派遣会社が異なる場合は、トラブルになった時の仲裁者が不明瞭。派遣会社に相談しても、解決方法は見つかりにくい場合も。そんな時は、人材派遣協会などの第三者機関に相談する方法もあります。
心を開けば開かれる
派遣先は人間関係がややこしくて、派遣社員同士もなんだか不自然な関係なのでは? という印象を持つ人もいるかもしれませんが、決してそうではありません。皆さん自身やあるいは皆さんの周りにも、派遣先で知り合って友達になり、派遣契約が終了した後も関係が続いている人もいると思います。ガイド自身も、派遣社員、正社員を問わずいい出会いを重ね、はじめての派遣先で知り合った人たちとは気づけば8年の仲という人もいます。その一方で、正社員に対しては立場が違うことを理由に心を閉ざしすぎて失敗してしまった……と反省している人間関係もあります。正社員でも派遣社員でも、同じ人間。こちらが心を開けば、相手の心も開かれるものだと実感しています。
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