もちろんひと目惚れが悪いわけではありません。モデルルームをいくつも見学して、結局最初に訪れたマンションを購入した、という例はいくつもあります。だからこそ、最初に訪問するモデルルームは重要だと、ガイド大石は考えています。
運良く(?)ひと目惚れしてしまった場合は、後々後悔することのないよう納得して、無理のない資金計画で購入して欲しい、と切に願います。今回は、ひと目惚れ購入の契約後に、急に不安を感じてご相談に来てくださったY子さんのケースをご紹介します。
ひと目惚れの3パターン
惚れっぽい人は、モデルルームへのひと目惚れに注意。ひと目惚れのパターンは3つ。あなたはどのタイプの可能性がありますか |
[1]たまたま派
とくにマンション購入を考えていたわけではなかったけれど、たまたま通りかかったモデルルームを見学し、ひと目惚れ
[2]いつかは購入!派
随分以前からマンションを購入したいと考えていたけれど、機会や時間がなく行動を起こせていなかった私に、ついにモデルルーム見学のチャンス到来。見学してみると素敵!とひと目惚れ
[3]友達に触発されちゃった派
マンション購入なんて考えてもみなかったけれど、友人が次々と購入していくのに触発されてモデルルームを見学。あっという間にひと目惚れ
たまたま派[1]や友達に触発されてしまう[2]に共通するのは、事前準備不足。知識や情報を持たないままモデルルームを見学してしまうのは大変危険です。モデルルームはとって素敵、でもあなたが購入するのはモデルルームではないのです。
惚れたのはモデルルーム?それともマンション?
前項の3つのパターンからもわかるように、ひと目惚れの現場は、モデルルームであることがほとんど。冷静に考えて欲しいのは、モデルルームの役割です。そう、モデルルームは見せるためのもの。より多くの人に惚れ込んでもらうための仕掛けがたくさん施されています。
それでも、ひと目惚れできるマンションに巡り合えることはとても幸せ。その幸せを確かなものとするために、他のマンションも見学して比較検討し、良いところ悪いところすべてを把握した上で、納得して決めて欲しいのです。彼や彼女、パートナーを選ぶときに少し似ていませんか。
ひと目惚れして付き合い始めたけれど、何だか性格が合わなくて半年で別れてしまった、男女の関係ではよくある話かもしれません、ですが、マンションとはそう簡単に決別はできません。特に契約後の別れは多額の損失を伴います。
ひと目惚れの幸せを確実にするために、是非慎重に比較検討の上、決断してください。
次ページでは、ひと目惚れマンション購入のY子さんの例をみてみましょう。