イラストの定位置は”右下”
スライドに挿入したイラストは、イラストの周りの白いハンドルをドラッグしてサイズを調整できます。このとき、「Shift」キーを押しながら四隅のハンドルをドラッグすると、イラストの縦横比を保ったままサイズを変更できます。イラストのサイズを調整する |
続いて、イラストを移動しましょう。イラストの中にマウスポインタを置いて、そのままドラッグするだけで移動できますが、スライドのワンポイントとして使うイラストは、スライドの右下に配置するのがベストです。
イラストはドラッグ操作で移動できる |
これは、人間の視線の動きを利用した考え方です。人間の視線は、スライドの左上角から右下角に「Z」字を描くように移動します。つまり、スライドの中で視線が落ち着く先が右下ということになります。
この位置にスライドを配置すると、スライドの文字を読むときの邪魔になりません。スムーズに視線を移動しながら文字を読める、というわけです。また、次のスライドに切り替わる前に、聞き手が一呼吸つく”間”を演出できます。
イラストが右下にあると安定感がある |
スライドにイラストを入れる操作そのものは簡単ですが、だからこそ、イラストの扱いでスライドの良し悪しに差がついてしまいます。イラストを使う目的や効果を知った上で利用すると、イラストがより内容を引き立てることでしょう。