パワーポイント(PowerPoint)の使い方/アニメーションの設定

パワポの文字を映画のエンドロールのように動かす(2ページ目)

プレゼンの最後に、プロジェクトメンバーやスタッフなどの名前を映画のエンドロールのように動かすと、大量のデータも無理なく表示できます。PowerPointに用意されている「クレジットタイトル」のアニメーションを使って、文字をエンドロールのように動かしてみましょう。

井上 香緒里

執筆者:井上 香緒里

パワーポイントの使い方ガイド

行数が多いときは「クロールイン」のアニメーションで代用

簡単に設定できる「クレジットタイトル」のアニメーションですが、文字の行数が多すぎると、途中でアニメーションが停止してしまう現象があるようです。原因は解明されていません。行数の多い場合は、「クレジットタイトル」のアニメーションを付けるのでなく、以下の操作でエンドロールの動きを付けましょう。

スライドに入力した行数が多いと、スライドからプレースホルダがはみ出してしまいます。前準備として、アニメーションを付けやすいように画面右下のボタンを使って表示倍率を下げ(ここでは20%に縮小)、スライドとプレースホルダ全体が見えるようにします。

続いて、プレースホルダの下端が、スライドの上端とぎりぎりになるように、プレースホルダの枠をドラッグして移動します。プレースホルダが選択がされている状態で、「アニメーションの設定」作業ウィンドウの「効果の追加」ボタンから「開始」-「クロールイン」をクリックします(「クロールイン」の動きが表示されないときは、「その他の効果」をクリックします)。
PowerPoint2003では、ツールバーの「ズーム」ボタンから表示倍率を変更できる

PowerPoint2003では、ツールバーの「ズーム」ボタンから表示倍率を変更できる

「スライドショー」ボタンをクリックして動きを確認すると、1人分の名前が流れ去るまで次の名前が表示されません。「クレジットタイトル」と同じように、全員分の名前が徐々に上に流れ去るようにするには、アニメーションのいくつかの設定を変更します。それには、「アニメーションの設定」作業ウィンドウの「クロールイン」の右横の▼をクリックし、一覧から「効果のオプション」を選びます。
アニメーションの詳細を設定するときは、「効果のオプション」画面を開く

アニメーションの詳細を設定するときは、「効果のオプション」画面を開く


「クロールイン」ダイアログボックスの「アニメーション」タブで、「グループテキスト」を「1つのオブジェクトとして」を選びます。これで、全員分の名前が1つにまとまって動き出します。
「グループテキスト」では、アニメーションで動く文字の単位を設定できる

「グループテキスト」では、アニメーションで動く文字の単位を設定できる

続けて「タイミング」タブに切り替えて「速さ」に最後の名前が流れ去るまでの秒数(ここでは60秒)を直接入力して「OK」ボタンをクリックします。
「速さ」の欄をクリックすると、直接数字を入力できる

「速さ」の欄をクリックすると、直接数字を入力できる

設定が完了したら、「スライドショー」ボタンをクリックして動きを確認しましょう。これなら、どれだけ長い行数でも停止することなくエンドロールの動きが実行されます。

どの程度での行数になると「クレジットタイトル」のアニメーションが止まってしまうかは、文字に設定されているフォントサイズなどによって様々。最初に「クレジットタイトル」のアニメーションを付けてうまくいかなかったときに、「クロールイン」の動きを試してみるといいでしょう。
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※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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