パワーポイント(PowerPoint)の使い方/保存と印刷、共有

パワポにパスワードを付けて情報漏えいを防ぐ

社外秘の資料や機密資料は、うっかり外部に漏れてしまうことのないように、しっかり管理しなければなりません。パスワードを付けて保存しておくと、パスワードを知らない人はファイルを開くことができないので安心です(PowerPoint2007/2010/2013/2016バージョン)。

井上 香緒里

執筆者:井上 香緒里

パワーポイントの使い方ガイド

情報漏えいを防ぐ設定方法

PowerPointで作るプレゼン資料には、発表前の情報や社外秘の情報などが含まれるケースがあります。うっかり大切な資料が流出して取り返しの付かないことにならないように、個人個人でしっかりファイルを管理する習慣を付けたいものです。それには、PowerPointのファイルにパスワードを付けて保存しておくのもひとつの方法です。

保存する時にパスワードを付ける
 

PowerPoint2007のファイルをパスワード付きで保存するには、「Officeボタン」から「名前を付けて保存」をクリックします(PowerPoint2010/2013/2016でも同じ操作が可能です)。
PowerPoint2003では、「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」を選ぶ

PowerPoint2003では、「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」を選ぶ

「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されたら、「保存先」や「ファイル名」を指定して、「ツール」ボタンから「全般オプション」をクリックします。
PowerPoint2003では、右上にある「ツール」から「セキュリティオプション」を選ぶ

PowerPoint2003では、右上にある「ツール」から「セキュリティオプション」を選ぶ

「全般オプション」ダイアログボックスに切り替わったら、「読み取りパスワード」「書き込みパスワード」をそれぞれ入力します。「読み取りパスワード」はそのファイルを開くときに求められるパスワードで、パスワードを知らないとファイルを開くことができません。一方「書き込みパスワード」は、ファイルを開くことはできますが、スライドを編集して上書き保存するときに求められるパスワードです。書き込みパスワードを設定することでデータの改ざんを防げるというわけです。
PowerPoint2003では、「セキュリティオプション」ダイアログボックスが開く

PowerPoint2003では、「セキュリティオプション」ダイアログボックスが開く

ファイルそのものを見られたくないときは「読み取りパスワード」だけでもかまいませんが、安全面を考えると二重にパスワードをかけておいたほうが安心です。また、両者には別々のパスワードを入力するのが望ましいでしょう。

>>ファイルに登録されている個人情報を削除する

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