【パッと見ただけでは気付かない変化】スペックの大幅増強
今回のExcel2007は、パッと見て気付かない部分でも、ものすごい変化を遂げています。ここでは、そんな変化の中で、特筆すべき内容を3つご紹介します。■セルの数
これまで、6万5536行×256列=1677万7216個だったセルの数が、なんと!104万8576行×1万6384列=171億7986万9184個に増加しました!Excel2007のワークシートには、実に、これまでのワークシートの1,024枚分!!のセル数がある勘定になります。
■「条件付き書式」で設定できる条件数が無制限に!
これまではたったの3個だけだったのです・・・。後述しますが、条件付き書式については、スペック以外にも大きな変化がありました!
■「並べ替え」で設定できる条件数が64個に!
こちらも、これまでは3個だけでした・・・。これまで、何回かに分けて並べ替えたり、ExcelVBAを利用したり、といった工夫をしていましたが、64個も設定できれば十分ですね!
「たくさんデータが入力できるようになる、ということは、容量の大きいファイルが増えてくるのかな・・・」
そう感じた方もいらっしゃるかと思いますが、Excel2003とExcel2007で全く同じ内容のブックを作成してみたところ、Excel2003では4.66MB、Excel2007では1.95MBでした!
実は、今回のOffice2007ではファイル形式が変更になり、これまで「.xls」だった拡張子が「.xlsx」となります。これは、XMLという技術をベースしたファイル形式で、データはzip圧縮されています。だから、ファイル容量が小さくなるのです。
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