Excel VBAの使い方/マクロ・VBA

エクセルのマクロとVBAの基本概念

エクセルのマクロを読みこなすために必要なプログラミング言語VBA。VBAとは?から、VBAの基本概念をわかりやすく解説します。

この記事では、マクロとVBAの基本概念について解説しています。VBAとは何か?から始まり、学習する上で基本となる用語についてもまとめて紹介しています。

マクロの正体は?

Excelの操作を記録するマクロ機能(詳しくは「エクセルのマクロって何?」をご覧ください)。「操作」が「記録」されるわけですから、内部で何かが残されているハズですね。
実は、マクロでExcelの操作を記録すると、その操作内容が「Visual Basic for Applications(以下、VBA)」というプログラム言語に変換されて、プログラムの形で内部に書き残されます。このプログラムが「マクロの正体」です。

VBAは本格的なプログラム言語

VBAはExcelに付属しているプログラム言語です。こう紹介すると、Excelのおまけ的な印象があるかもしれませんね。しかし!VBAは、今でもプログラム開発現場で活躍しているプログラム言語「Visual Basic(以下、VB)」とほぼ同等な機能を持っています。つまり、VBAは、本格的なプログラムを作成する実力を持ったプログラム言語なのです。

ちなみに、Excelの操作を記録するVBAを「ExcelVBA」と呼びます。そして、WordやPowerPointなどのOffice製品にもマクロ機能が搭載されていて、その裏側で「WordVBA」や「PowerPointVBA」が活躍しています。もう少し正確にいうと、ベースにVBがあって、ExcelやWord、PowerPointなどを操作するための「ライブラリ」と呼ばれる部品が用意されており、それぞれのライブラリを使ったプログラムがVBのルールに則って記述される、というイメージです。
※WordやPowerPointにVBAが搭載されたのはOffice97以降です(Office95でVBAが搭載されていたのはExcelとAccessのみ)。Office2000以降はOutlookを含めたすべてのOffice製品にVBAが搭載されています。


どのVBAも同じルールで記述されるので、ExcelVBAでコツをつかめば、WordVBAやPowerPointVBAも扱えるようになると思います。余裕のある方は、ぜひ挑戦してみて下さい。

>それでは、マクロの内容を見てみましょう!

あわせて読みたい

あなたにオススメ