さて、あなたは「立つ派」?それとも「座る派」?これは、カウンタバーが好きかそれともラウンジが好きか、とお酒の飲み方についてお尋ねしているのではありません。マンション選びの重要ポイントである「最寄駅」と通勤の時間や空間についての質問です。あなたのこだわり度合いはどの程度でしょうか。

通勤ラッシュを考えると毎朝が憂鬱で、出勤が億劫になってしまいます。見ず知らずの人と肌が触れ合うのは、あまり居心地のよいものではありませんね。あなたは、通勤ラッシュを避けるために何か工夫をしていますか。遠回りを覚悟で比較的すいている路線を利用、2時間早起きをして出勤、など。ですが、いずれも習慣にしてしまうには覚悟と時間がかかりそうです。

マンション購入にあたって、憂鬱な通勤ラッシュを少しでも快適にやり過ごしたい、と考えた「立つ派」のAさんと「座る派」のBさんの選択ポイントをみてきましょう。

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通勤ラッシュは仕方なし。ならば立つ時間を短く


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通勤の時間と空間。あなたはどのように考え、何を優先しますか
Aさんの選択ポイントは、通勤時間を短くすることでした。通勤ラッシュを避けるために早起きするなんて考えられない。朝はギリギリまで寝ていたい。職場に近くて通勤時間の短い立地条件を優先したのは、Aさんでした。

「帰宅時間は調整可能なため帰りの混雑は避けられる。でも、朝のラッシュはどうしようもない。朝だけの短時間ならば、ギュウギュウ詰めも耐えられそう」と考えた結果が、「職場に近い最寄駅」という選択でした。

「立つ派」のメリットデメリット。Aさんの場合
多くの場合がそうであるように、Aさんの場合も職場に近い最寄駅はすなわち、「都心に近くて便利な最寄駅」を希望することを意味します。購入価格は高くなり、また、駅周辺で新築マンションが建てられることが少ないため、最寄駅から少々離れたマンションとならざるをえません。

当初、Aさんの希望であった「徒歩分数5分以内」という条件は妥協せざるを得ませんでした。「少しくらい歩くのは平気。それよりも地獄の通勤時間をとにかく短縮したかった」、Aさんのこだわりです。マンション購入後のAさんは通勤の際、女性専用車両を利用しているそうです。


購入価格が高くなり、徒歩分数が増えてしまいましたが、メリットもたくさんあったとAさんは言います。「まず、何と言っても、家を出る時間が遅くなったこと。ギリギリまで寝てられて幸せです」。「また、便利な駅なので休日の機動力もアップ。どこへ行くにも便利で嬉しい」とAさん。彼女にとって、通勤時間帯は本当に許しがたい耐え難い時間と空間。そこに自分がいることを1分でも2分でも短くしたい、その思いを優先した今回の選択でしたが、副産物も多かったようです。

次ページでは、「座る派」のBさんのこだわりをご紹介します。