HPを公開していると、仕事の打診がクライアント側から直接入ることもあります。
大体このくらいの仕事が○月頃発生するから、
スケジュールを空けてもらえないか?
おお、ご指名が来た! これはスケジュールを組み直してでもお引き受けしなくては! と舞い上がっちゃいます。
・・・って、ここで舞い上がる私は、まだまだ未熟なんですよね~。“予定は未定で決定ではない”のです。実際、↑のようなメールを受け取りながら、ついに仕事の発注がなかったケースを私は経験しています。
先方が指定してきた日にちが近づいてきても連絡が来ないので、問い合わせメールを送ると「準備に手間取っている。×日頃まで掛かりそうだから」という返事がきて、こちらのスケジュールがポッカリ空いてしまう。先方の言い分を信じて、×日頃のスケジュールも空けておくと、またまた連絡がない。再度問い合わせると、「すみません。もうしばらく待ってください」との返事。
これって私にとっては二重の苦しみです。
・同時期に入った他からの依頼を引き受けられない ・いきなりスケジュールが空き、その間は無収入状態 |
こうなったとき、どうするか?
これはもう、恋人との別れの決意をするか否かのようなもので、相手に“誠意がない”と判断した時点で“切る”しかないですね。現に、このクライアントは私の方から連絡をしないでいると、そのまま仕事の発注をしてきませんでした。
●したたかに、でも誠意は忘れない
一言に「仕事」といっても、自分一人だけで動けるモノではなく、複数の人の手が関わります。進行の中で遅れが生じることは珍しくありません。SOHOワーカー側としては、複数の案件が同時進行する場合もあるのですから、遅れや日程の変更は出来るだけ早めに連絡して欲しいものです。
ですが、現場ではそこまで手が回らないクライアントが多いようです。ならばSOHOワーカー側でうまく調整するか、そういった配慮に欠けるクライアントとは付き合わないかのどちらかでしょう。クライアントに振り回されるのではなく、臨機応変に柔軟な対応ができることが理想です。時にはしたたかになって、「この期間以外は、おたくの仕事は引き受けられない」と申し出ても良いかも。ただし言ったからには責任をまっとうする、これ当たり前ですけどね。
SOHOワーカーにとって仕事のスケジュール管理は大変重要です。応募したら採用・不採用の返事は早く欲しい。依頼された仕事はスケジュール通り進行して欲しい。ですが思う通りにいかないのが、この世界の常でもあることを念頭に置いておくべきでしょう。
そういった不確かさの中でも、自分のスタンスだけは見失わないように。誠意が感じられないクライアントに出会っても、自分の方は誠意を忘れない。そうしていくうちに、いつか蜜月を過ごせる理想のクライアントに出会えるハズ・・・と信じています。