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SOHOワーカーの名刺

SOHOスタイルで仕事をしていても、名刺は必需品です。今回はSOHOワーカーの名刺についてお話ししましょう。

執筆者:美縞 ゆみ子



SOHOスタイルで仕事をしていても、クライアントと直接会う機会があります。そんなときの必需品が“名刺”です。SOHOワーカーには定型の名刺スタイルはありません。まったくの自由なだけに、その人の個性が表れます。今回はどのような名刺がふさわしいのか考えてみましょう。

●名刺に盛り込む情報

改めて言うまでもないことですが、名刺は自己紹介の基本ツールです。名前や連絡先などの情報を相手に与えるわけですが、SOHOワーカーなら必ず入れておくべきなのが【職種】です。

SOHOワーカーの職種には、入力業、ライター、イラストレーター、Webデザイナー、Web制作、翻訳、CAD、プログラマーなど実にさまざまです。「SOHO」はワークスタイルですので、職種ではありません。名刺に「SOHO」と明記しても、アナタがどんな仕事をしているのか相手には伝わりません。

SOHOワーカーの中には、多岐に渡る分野の仕事をこなす人が少なくありません。入力業はもちろんのこと、原稿も書けるし、簡単なイラストも描ける。Webサイトだって作った経験があるし、プログラムを組むこともOKだよ、という羨ましいほど多才な人の場合、これらの職種をぜ~~んぶ名刺に盛り込むのは返って逆効果です。さまざまな能力の中で、自分が一番自信のあるものをドンと掲げ、あとはあえて書かない、もしくは名刺の裏に小さく書いておく方がアピール度は強くなります。また「入力業」「ライター」「プログラマー」という具合に職種別の名刺を数種類用意しておき、渡す相手によって使い分けることも良いでしょう。

一番マズイのが、複数の異なる職種を併記し、一体どの仕事がアナタの本業であるのか判断できない、といった名刺です。どんな仕事でも引き受けられることをアピールしたつもりでも、相手はアナタが何者であるか分からないか、悪くすると「なんにでも手を出しているな。どれも中途半端の実力ではないのか?」と疑われるかもしれません。たとえ面談中にアナタが「いろいろな仕事を手がけていますが、本業はWeb制作です」と言っておいても、相手は忘れてしまいます。面談が終わりアナタが帰宅した後、相手が渡された名刺を整理するときに「はて? この人は何屋さんだったかな?」と首を傾げるかもしれません。

基本的に自分がアピールしたい能力を【職種】として明記し、それは不特定多数の人が分かる単語であることが望ましいのです。その際、「デザイナー」「ライター」と漠然としたモノよりも「Webデザイナー」「美容ライター」というように、得意分野が分かりやすい方が良いでしょう。

それでは面白味に欠けるな~という方には・・・
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