SOHOで働く/SOHOの基礎知識

事例つきSOHOワーカーの経費

一人で仕事をしていると、「これって経費に入るのかな?」と疑問に思うことはありませんか?具体的な事例とともにSOHOの経費について、その内訳をご紹介します。

宮田 志保

執筆者:宮田 志保

テレワーク・在宅ワークガイド

経費
苦手な方も多い経理。知らないと損することもたくさん
自宅で仕事をしていると、つい作業に重点がいってしまい、経理についてついおろそかになってしまいがち。
例えば、打ち合わせ電車代は「経費」だと思うけど、ネットのプロバイダの契約費はどうなるのだろう…家族も使っているからな…、と戸惑う方も多いかと思います。今回は、SOHOや在宅ワーカーの「経費」についておさらいしてみましょう。

★確定申告についてはコチラ
初心者でもできる!主婦ワーカーの確定申告

これも経費。あれも経費

SOHO・在宅ワーカーは、個人事業主になりますので「確定申告」が必要になってきます。旦那さんの扶養に入っている方も、収入が発生した場合には確定申告が必要です。そして作業時に発生した「経費」については申告することが可能です。初心者SOHOワーカーは、この「経費」を見落としがちです。

例えば、Aさんは入力の仕事を15万円で請けました。打ち合わせに行ったところ、交通費が往復570円かかりました。作業時間はお子さんが幼稚園に行っている10時から15時まで5時間。家事終了後の22時から24時の2時間。1日で合計7時間程度で6日間かかりました。原稿を送付するために宅配便料が2300円かかりました。さあ、この場合の「経費」は何が該当すると思いますか?

・交通費 … 570円
・宅配便 …2300円

をあげる方は多いはず。
いえいえ、まだ経費として該当する費用はあるはずです。

・電気代
・インターネットプロバイダ料金、接続料金
・原稿を包んだダンボール購入料金(梱包費)
・作業時間中に使用した暖房代(光熱費)
・作業を勉強するために読んだソフトのマニュアル本
・入力に使用したアプリケーションソフト代
・入力に使用したパソコン代(10万円未満)…

なども確定申告時に「経費」として計上可能な項目なのです。光熱費などは、全額を計上できるわけではありませんので、管轄の税務署に一度相談に行くことをおすすめします。個々にあわせたアドバイスをいただけますよ。

先輩SOHOワーカーに聞く。こんな経費も計上できる?!
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