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表参道のランドマーク 同潤会青山アパートの過去・未来(3ページ目)

表参道のランドマークであった同潤会青山アパートの建て替え工事が本格的にスタートしています。今回は懐かしい原風景を回顧し、あわせて安藤忠雄氏のコメントをまとめてみました。

平賀 功一

執筆者:平賀 功一

賢いマンション暮らしガイド

■街並みの記憶を残したい

青山アパート建て替え計画で一番気を使ったのがケヤキ並木の景観にいかに溶け込ませるかであったように思われます。

高さを地上6階までとした最大の理由が「ケヤキ並木と建物の高さをそろえる」ためで、ありし日の街並みの記憶を残したい思いがそうさせているようです。「表参道の並木と調和して全体が森のように見える工夫をした」とも説明しています。


■きっかけは同アパート管理組合からの依頼

建築やインテリアなどに従事する人であれば知らない人はいないほど、日本を代表する有名建築家として君臨してきた安藤氏ですが、今回のきっかけは同アパート管理組合からの依頼だったそうです。おそらく同氏にも青山アパートへの思い入れがあってのこととは思いますが、「周囲の環境との対話」から生まれる安藤氏の建築には、まさにぴったりと言えるでしょう。


「建築は闘いである」という同氏によって新しい息吹が吹込まれる


生まれ変わる<新生>青山アパートは地上6階地下6階とし、穏やかなスロープで各階がつながれた住宅と商業の複合施設となる予定です。

地上3階までは商業施設がテナントとして入居し、4階~最上階までは居住用となります。どういった店舗が選ばれるのかも興味深いところです。


<参考コラム> 70年の歴史に幕!同潤会アパート
<参考サイト> 新生青山アパートの完成予想図

【special thanks】
<写真家>兼平雄樹 氏  アパートメント・ウェブ・フォトギャラリー
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